乾燥肌

2015/10/16

ひどい乾燥肌の2歳の子ども…薬は改善後も塗り続ける?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

ひどい乾燥肌の2歳の子ども…薬は改善後も塗り続ける?

さまざまな皮膚疾患の治療薬として処方されるステロイドの薬。赤ちゃんにも処方されることがありますが、ステロイドの使用についてはどんなことに注意すればよいのでしょうか。

ママからの質問:「ステロイドの使用方法について」

子どもは2歳です。皮膚が乾燥しやすく、特に冬場はかゆみで眠れなくなるほどです。皮膚科で処方された、ステロイドと保湿剤を混ぜた塗り薬を使うとすぐに治るのですが、1~2週間でまた乾燥してひどい状態に戻ってしまいます。肌の状態が改善しても薬を塗り続けた方がよいのでしょうか。(20代・女性)

医師の指示を守って使用すること

「ステロイド」という単語から強い副作用を連想してしまう人も多いのですが、ステロイドは正しく使えば効果の高い薬。医師の指示をきちんと守ることが、使用時の鉄則です。

基本的には症状があるときだけ使用し、症状が治まったら、できるだけ保湿剤のみで様子をみてください。ステロイドの使用には賛否両論ありますが、何よりも医師の指示どおりに使用することが大切です。(産科看護師)
ステロイドは強力な抗炎症作用を持っているため、皮膚のカサカサしているところに塗るとよく治りますが、長期間使用すると様々な副作用が起こります。たとえば、皮膚が薄くなってしまったりすることがあります。(内科医師)

乾燥を防ぐために気をつけたい毎日のスキンケア

炎症したときは、さらなる悪化を防ぐために医師の指導のもとステロイドを使用するとして、基本的な毎日のスキンケアはどんなことに気をつけたらよいのでしょうか。

子どもの肌は、大人の肌に比べると角質層が半分しかなく、水分も3分の2しかないといわれています。つまり大人に比べてバリア機能が低いため、大人よりも皮膚が乾燥しやすく肌荒れも起こりやすのです。(内科医師)
保湿剤を使用するときは、皮膚が清潔な状態で薄く塗るようにしてください。お風呂上がりは特に乾燥しやすいので、体をよく拭いてから、すぐに塗ってください。(産科看護師)
スポンジやナイロンタオルは使用しないでください。(産科看護師)
乾燥がひどいときは、お湯で流すだけにしましょう。ただし、熱いお湯はかゆみを誘発しますから、ぬるめのお湯で洗うようにしてください。保湿剤や石鹸の使用については、皮膚科の医師か薬剤師に一度、相談してみてください。(産科看護師)
入浴時は、赤ちゃんや子ども用の低刺激の石鹸を泡立てて、優しくなでるように洗います。ゴシゴシこすったり、大人用の洗剤は使わないこと。洗浄成分が残ると肌荒れの原因になるので、よくすすいでください。入浴後は優しく拭いてから、ベビーローション、オイル、乳液などを塗ってあげてください。地道ですがこれを毎日すると乾燥しにくくなります。(内科医師)

大人より保護機能の低い赤ちゃんの肌。皮膚炎の悪化を食い止めるには、処方された薬をちゃんと使用することが必要なのですね。毎日のスキンケアで優しく守り、強く育ててあげたいものです。


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