卵アレルギー

2014/10/01

子供が卵アレルギー。母乳育児中ですが、母親が卵を制限する必要は?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

子供が卵アレルギー。母乳育児中ですが、母親が卵を制限する必要は?

近年、乳児期からアレルギーを発症するお子さんが増えていますが、赤ちゃんを母乳で育てている場合、子供にアレルギーの疑いがあると、母親の食事も制限されることがあります。医療やヘルスケアの専門家が回答するQ&Aサイト「なるカラ」にも、母親の除去食についての相談が寄せられていますので、その内容を見てみましょう。

母親の除去食についての相談:「子供の卵アレルギーの数値が高く、母乳育児中である私の食事制限が必要と言われましたが……」

8カ月の赤ちゃんを母乳で育てている相談者の方は、お子さんに卵アレルギーの疑いがあるため、ママが卵を食べる量を制限するように医師から指示されました。これまで普通に食べながら母乳育児をしてきたのに、今から食事制限をする必要はあるのかと疑問を感じているようです。

8カ月の娘がいます。元々遺伝性のアレルギー体質で、アトピー性皮膚炎になりそうな皮膚をしていましたが、小児科の先生にアレルギーの血液検査を勧められて検査したところ、卵アレルギーの数値が高いといわれました。子供に卵をあげないようにするだけでなく、母乳で育てているため私も卵料理を制限され、ケーキやドーナツなども禁止、卵が若干入っている菓子パンは週に1回程度と言われてしまいました。今までは週に1回はケーキを食べ、マヨネーズも普通に使っていて何の問題もありませんでしたが、今から制限する必要はあるのでしょうか。(20代・女性)

アレルギーの原因物質は、摂り続けると体内に蓄積して過敏反応を起こします

今までママが普通に卵料理を食べていても、お子さんに何もなかったということですが、アレルギーの原因物質は、母乳を介してどんどんお子さんの身体に蓄積されています。お子さんのアレルギーの数値も高いようですし、ある日突然、アレルギー症状が悪化する可能性があるかもしれません。

もともと皮膚の状態が弱かったということですので、母乳に含まれる卵のタンパク質に反応して皮膚症状が現れていたという可能性があります。まずはしばらくの間ママが卵を控えてみて、皮膚状態が改善されるかどうか経過をみようと医師が判断したのでしょう。(小児科看護師)
アレルギーの原因物質を摂り続けると、体内に蓄積され、より過敏に反応するようになってきます。アレルギーの症状が、徐々に強くなる危険があるということです。(小児科看護師)

乳幼児期の食物アレルギーは、2~3才ごろになると良くなるケースが多いです

乳幼児期に発症した食物アレルギーについては、子供の成長に伴い、3才ごろになると食べられるようになることが多いようです。治療は、早く始めるほど後で食べられる可能性が高くなるといわれていますので、しばらくはママも食事制限が大変ですが、医師の指示通りに頑張ってみましょう。

赤ちゃんは腸の発達が未熟なため、アレルギーを発症しやすいのですが、腸管が発達し完成する2~3才頃には食べられるようになるケースが多いです。(産科看護師)
娘さんの成長や症状の出方によって、卵の部位や調理方法などから徐々に摂取できるようになる可能性もあります。(小児科看護師)

今はお子さんの皮膚症状に変化がなくても、ママが食べた卵のタンパク質は、母乳を飲むことによって赤ちゃんの身体に蓄積されているのですね。しばらくの間はママも食事が制限されてしまいますが、卵を使わないスイーツなども多く販売されていますので、そういったものを利用してみてはいかがでしょうか。また、どうしても除去食が辛かったりストレスが大きい場合は、お子さんの採血結果を持参して他のアレルギー専門医にセカンドオピニオンを希望して、治療方針などについてより詳しい説明をうけるのもよいででしょう。お子さんが飲めるミルクを医師に相談し断乳することで、ママの卵除去を回避するのも、選択肢の1つとして挙げられるのではないでしょうか。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加