呼吸法

お産の痛みがやわらぐ!2つの呼吸法のやり方

出産時には、呼吸法によって陣痛の痛みが緩和されると言われています。なぜ呼吸法が安産の鍵なのか、2つの代表的な呼吸法の特徴とやり方を見てみましょう。自分に合った呼吸法を身につけて、痛みの少ない出産ができるアドバイスをします。

呼吸法と出産の痛みには、どんな関係があるの?

陣痛が始まって痛みが強まると、呼吸がうまくできなくなり、不安感も加わって過呼吸になりがちです。また、出産に対する不安感から緊張していると子宮口が硬くなり、分娩に時間がかかってしまいます。さらに陣痛が強くなるといきみたくなりますが、いきむとかえって子宮口が開きにくくなり、分娩に時間がかかってしまうこともあります。

呼吸法を身につけて、子宮口全開になるまで上手にいきみを逃がしてあげることで、スムーズな出産ができるといいですね。いざとなると、陣痛の辛さで思うように呼吸できないもの。前もって練習しておくことで、不安も軽減され、落ち着いて出産に臨めます。
代表的な2つの呼吸法、ラマーズ法の呼吸法とソフロロジーの呼吸法のやり方をまとめてみました。

ラマーズ法は呼吸法と補助動作の組み合わせ

フランスのラマーズ博士が考案したラマーズ法は、呼吸法と弛緩法を組み合わせた、できるだけ自然な形で分娩する方法です。陣痛に合わせて呼吸することで痛みが和らぎ、腰やお腹のマッサージや体の力のゆるめ方を組み合わせて行います。

陣痛の初期には、鼻からゆっくり吸い、口から吐く深い呼吸をします。陣痛が規則的になってきたら、少し浅い呼吸に変えて、1秒吸って1秒吐きます。
子宮口が開いてくると、収縮が強くなってきますので、息を吸ってヒーと吐き、また吸って、少し長めにフーと吐きます。
陣痛が強まって苦しくなってきたら、ヒッ・ヒッと短く吐き、フーと少し長めに吐きます。収縮の波が来ていきみたくなってきたら、フー・フーと息を長く吐いて、いきまないようにします。
さらに陣痛が強くなり、いきむのを我慢できなくなってきたら、息を吸いフーと長めに吐いてから、鼻から息を出すようにウンと声を出します。
赤ちゃんの頭が出てきたら、いきまないでリラックスして、フー、フーとゆっくり息を吐きます。上手に力を抜いて、赤ちゃんを締め付けないようにしてあげるのがベストです。

座禅とヨガを取り入れたソフロロジーの呼吸法

ソフロロジー出産法は、瞑想と呼吸法で精神統一し、リラックスして出産に臨む方法で、スペインの精神科医によって提唱されました。「ソフロ」とは、「心を落ち着かせる」という意味のラテン語です。ヨガの複式呼吸のように、できるだけ静かにゆっくり息を吐く呼吸法を取り入れています。

陣痛がはじまったら、あぐらをかいたりして、リラックスできる姿勢を取ります。陣痛の波が来たときに、ろうそくの炎を揺らすぐらいの感じでフーと長く息を吐きます。痛みが去ったら、力を抜きリラックスします。
子宮口が全開大になったら、肩の力を抜いてゆっくり息を吐き、そのあと少しいきみます。痛みが去ったら、赤ちゃんに酸素を送るイメージを持ちながらリラックスします。
赤ちゃんの頭が見えてきたら、いきまずにゆっくりフーフーと息を吐いて、産道を緩めて赤ちゃんが通りやすいようにしてあげます。

吸法のトレーニングで出産が楽しみになる

リラックスして出産すると、赤ちゃんも元気で、ママの回復も早いと言われています。出産時には助産師がリードして、呼吸のタイミングを教えてくれますので、それに合わせてやりやすい呼吸をしましょう。
前もって呼吸法のトレーニングをすると、出産時に必要な体力もつきます。呼吸法の練習は、お腹の赤ちゃんに酸素をいっぱい運んであげることにもなります。楽な呼吸法を身につけて、出産の日を楽しみに待てるといいですね。


2015/11/09

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