陣痛促進剤

陣痛促進薬・陣痛誘発薬はどんな時に使われる?

陣痛促進薬や陣痛誘発薬。妊娠中に耳にする言葉ですが、いつどんな時に使われるのか知っていますか?今回はそんな陣痛促進薬と陣痛誘発薬が使われる条件や考えられる副作用やリスクについて分かりやすく解説します。前もって知っておきましょう。

陣痛促進薬や陣痛誘発薬を使うのは、どんな時?

・過期妊娠
出産予定日を2週間以上過ぎている場合や、胎盤の機能低下や赤ちゃんの状態が良くない時に陣痛促進薬や陣痛誘発薬が使われます。

・前期破水
破水が起こると85%は24時間以内に自然分娩が起こると言われています。ただ、24時間を過ぎても陣痛が起こらない場合、感染症を予防するために陣痛促進薬や陣痛誘発薬が使われます。

・妊娠高血圧症候群
特に高血圧症の場合、妊娠の継続が母体にとって危険を伴うと判断される場合に、陣痛進促進薬や妊娠誘発薬が使われます。

・微弱陣痛
陣痛がきており子宮口が開いているものの、長時間分娩が進行しない場合に陣痛促進薬や陣痛誘発薬が使われます。また、場合によっては帝王切開が必要になります。なお、初産婦は陣痛開始から約30時間を超えた場合に使われます。

・急墜分娩が予想されるとき
赤ちゃんが急に生まれてしまうと判断される場合や、自宅が遠方で子宮口が4cm以上も開いているのに分娩に進まない場合などに、ごく少量の陣痛促進薬や陣痛誘発薬が使われることがあります。

・検査結果が不十分なとき
NST検査で判定が不十分な場合、陣痛促進薬や陣痛誘発薬を使って子宮収縮をおこし、胎児が子宮収縮に耐えられるかどうかを調べることがあります。

陣痛促進薬や陣痛誘発薬の副作用やリスクは?

陣痛促進薬や陣痛誘発薬を使用した場合に多い副作用やリスクとしては、「過強陣痛」があげられます。これは、赤ちゃんの旋回や子宮口の開きが伴わないまま、陣痛だけがどんどん強くなる状態のことで、ひどくなると子宮破裂を起こす危険性もあります。もちろん、そのような事態にならないよう、陣痛促進薬や陣痛誘発薬を使う場合には分娩監視装置をつけ、お母さんと赤ちゃんの様子を細かくみながら適切な量が投与されます。

分娩がどのように進むのかは、その時になってみないとわからないものです。急に「陣痛促進薬や陣痛誘発薬を使います」と言われても大丈夫なように、あらかじめ薬について理解しておき、納得したうえで処置をお願いしましょう。良いお産をお迎えください。


2015/11/13

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