ソフロロジー式分娩法

出産を楽しく!ソフロロジー式分娩法とは?

ヨガや禅のリラックス法を取り入れたソフロロジー式分娩法は、出産の不安をやわらげ、分娩時の痛みを軽減させると言われています。スペインの精神神経科医によって創案されたソフロロジーには、どのような特徴があるのでしょうか。やりかたも含めて解説いたします。

本来は、スペインの精神神経科医によって創案されたリラックス法

ソフロロジーは、スペインの精神神経科医アルフォンソ・カイセド博士によって1960年に創案されました。ヨガや禅を取り入れ、心と身体の安定調和を保つための方法です。1970年代にフランスでジャンヌ・クレフ博士によって産婦人科の出産に取り入れられ、イメージトレーニングや呼吸法を含むソフロロジー式分娩法となりました。日本には1980年代に紹介され、今では多くの産科に取り入れられています。

ソフロロジー式分娩法は、陣痛や出産に対して自分の心を平安に保つために考えられた積極的なリラックス方法です。

ソフロロジー式分娩法のトレーニングはどんなことをするの?

まず妊娠期間中にイメージトレーニングやエクササイズをします。
精神を安定させる音楽をかけながら、お腹の赤ちゃんに語りかけます。寝る前には、あぐらをかいて、ゆっくり息を吐いて、赤ちゃんのことを考えます。このときできるだけポジティブな出産のイメージや、ご主人の喜ぶ様子などを思い浮かべることができるといいですね。

呼吸法の練習をするときも、あぐらをかいて座ります。あぐらをかくと瞑想をしやすく、骨盤底筋肉を自然に鍛えて、出産のパワーが出やすいようにもなります。そして、おへその下を軽く押しながら、口からゆっくり深く息を吐いていきます。これ以上吐けなくなったら、息を吸います。深呼吸のように意識的に吸う必要はありません。そしてまた、10~15秒位かけてフーと息を吐いていきます。
このほかに、マタニティ・ヨガのような体の緊張とリラックスを交互に体験できるエクササイズもあります。

陣痛が始まったら・・・ソフロロジー式分娩の呼吸法

陣痛が始まったら、あぐらをかいてリラックスします。少し口をあけてゆっくりフーと息を吐きながら、出産をイメージします。あぐらは上半身を立てる姿勢なので、この姿勢を取るだけで赤ちゃんが降りてきやすくなります。
分娩室では、赤ちゃんに酸素をたくさん送ってあげる気持ちで、呼吸しましょう。子宮の収縮に合わせて、陣痛がきたらゆっくりと息を吐き、遠ざかったら力を抜きます。
痛みが強くなってきたら、息を止めずに吐きながら、少しいきみを加えます。赤ちゃんの頭が見える発露の状態では、いきみを止めて、早くなりがちな呼吸を整え、フーフーと息を吐きます。体の力をゆるめてあげることで、産道がゆるくなり会陰も伸びて、赤ちゃんが出てきやすくなります。

前もって陣痛の痛みをポジティブに受け止めるトレーニングをすることで、分娩のときの苦しくなりがちな呼吸を整えることができます。

リラックス分娩で、赤ちゃんもママも元気いっぱい

呼吸法とエクササイズで心身をリラックスさせて、余計な力を加えないことで、赤ちゃんは酸素をたっぷり受け取り、ピンク色の肌で生まれてきます。会陰も伸びているので、切開したり破れたりすることが少なく、産後の回復も早くなる例が多いです。ソフロロジー式分娩法で、分娩の苦痛や母体のダメージを軽減して、産後も赤ちゃんへの愛情を充分に注いであげましょう。


2015/11/13

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