アレルギー

妊娠中に抗ヒスタミン薬は飲んでも大丈夫?それとも危険?

代表的な抗アレルギー薬である抗ヒスタミン薬。妊娠中も服用しても大丈夫なのかどうなのか、気になりませんか。お母さんが飲む薬は赤ちゃんの成長に影響があるものも多くあります。今回は、抗ヒスタミン薬が与える妊娠中の影響についてご紹介します。

妊娠中に抗ヒスタミン薬を飲むことについて

妊娠中、抗ヒスタミン薬を飲むことは、ほぼ安全であると考えられています。ただ、妊娠中の服用についての安全性は確かなものではないため、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ使用すべきであるといえます。ただ、何も薬を服用していない妊婦でも2~3%に何らかの先天的な異常があるとされており、薬を内服しなかったから全く異常が起こらないという訳ではありません。しかしどんなものでも薬を服用する限り、赤ちゃんになにか偶発的な異常が生じる可能性もあるということだけは理解しておく必要があります。

妊娠中に飲んでも「安全な薬」と「危険な薬」の本当の意味とは?

実は、「安全な薬」という表現を使っている場合でも「100%何も異常のない赤ちゃんが産まれる」といった意味ではありません。また「危険な薬」も「必ず赤ちゃんに何かしらの異常が生じる薬」という意味でもないのです。

ちなみに「安全な抗ヒスタミン薬」であるとされているのは、クロルフェニラミン(ポララミン)、セチリジン塩酸塩(ジルテック)、ロラタジン(クラリチン)で、「危険な抗ヒスタミン薬」であるとされているのは、オキサトミド(セルテクト)、ヒドロキシジン(アタラックス)です。

赤ちゃんに何らかの先天的な異常が見つかる確率は、薬を飲まなくても2~3%はあるとお話したのは先ほどの通りです。「安全な薬」とは、この「3%以上のリスクを伴わない薬」であるということです。そして、「危険な薬」とは、この3%よりもリスクが高くなる」ということなのです。ただ、「危険な薬」と言われているものでも、たいていは数%リスクが高くなる程度で、10%以上とまで高くなることは、まず考えられません。けれど、多少のリスクを伴うことも否定できません。

日常で使われる薬は、妊娠中の服用でも安全であるとされているものがほとんどですが、ご紹介した通りまだ安全性は確かなものではなくリスクを伴う可能性もあるため、使用はよくお医者さんと相談し、本当に必要である症状の時のみにすることをおすすめします。


2015/11/17

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