抗生剤

2015/11/17

妊娠中に抗生剤を飲んでも大丈夫?赤ちゃんへの影響ついて

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妊娠中に抗生剤を飲んでも大丈夫?赤ちゃんへの影響ついて

病気にかかると抗生剤を処方されることがあります。妊娠中に抗生剤を飲んでもいいのかどうか、気になりますよね。赤ちゃんの成長に影響があったらどうしようと心配になるのは当然のことです。そこで、今回は妊娠中の抗生剤の服用と赤ちゃんへの影響、服用の注意点についてお話したいと思います。

妊娠中に抗生剤が処方される理由とは?

抗生剤は風邪の場合だけではなく、虫歯や膀胱炎の治療時にもよく処方される薬です。妊娠中は歯のトラブルを起こしやすく、また、おなかが大きくなることで膀胱炎になりやすいので抗生剤が処方されることがあります。

そもそも、抗生剤とは?

抗生剤は抗生物質、抗菌薬などとも呼ばれ微生物や細菌の発育を阻害する作用があります。そして実は、抗生剤は病気の原因となっている細菌を撃退するのではなく、細菌の繁殖を抑える働きをしています。例えば風邪の際に抗生剤が処方されるのは、風邪で抵抗力が弱くなっている身体に他の細菌が侵入して症状が悪化しないようにするためなのです。つまり、他の細菌感染を同時に引き起こさないようにするために、抗生剤が処方されるのです。

抗生剤を服用した際の赤ちゃんへの影響について

抗生剤は胎盤を通じて赤ちゃんの成長にも影響を与えるので、服用には注意が必要です。なかには赤ちゃんに影響がないとされている抗生剤もありますが、妊娠16週以降の安定期に入る頃までは赤ちゃんの身体の器官が形成される時期なので、できるだけ服用を避けた方がいいでしょう。また、安定期にはいったからといって、むやみに抗生剤を服用することも避けましょう。赤ちゃんに何らかの影響がでる可能性もないとは言えないからです。

妊娠中の服用を避けたい抗生剤と、比較的安全な抗生剤について

妊娠中に服用を避けたい抗生剤は、骨格障害がでやすい「キノロン系」、視覚障害がでる恐れがある「アミノグリコシド系」、肝障害が出やすい「テトラサイクリン系」があります。症状にもよりますが、これらの抗生剤は服用しないに越したことはないでしょう。一方、比較的安全であるといわれる抗生剤は、「セフェム系」「マクロライド系」「ペニシリン系」などです。いずれにしても産婦人科で処方された抗生剤の場合は神経質になる必要はありません。ただし、むやみな服用は避けるべきです。

抗生剤の服用を避けるための対処法とは?

妊娠中に抗生剤に頼らなくてもいい生活を送るためには、日頃の生活習慣を整え、免疫力の低下を防ぐことが大切です。また、歯科治療で抗生剤を服用することにならないよう、妊娠中期までには歯科検診を受けておきましょう。そして膀胱炎を予防するために水分をしっかりとって、こまめにトイレに行くことを心掛けましょう。

妊娠中には様々な身体の変化があり、抗生剤に頼らざるを得ない場合があると思います。その時に正しい判断ができるよう、あらかじめ抗生剤について知っておくことは、とても大切なことです。産婦人科で処方された薬であればあまり心配はいりませんが、気になることがあれば何でも医師に聞き、納得したうえで服用を開始しましょう。


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