手足口病

手足口病、発疹がすべて消えたら外出しても大丈夫?

主に子どもを中心に、夏場に流行することが多い手足口病。口の中や手足に発疹が出るのが特徴ですが、発疹が消えたら外出してよいのかどうか、医師や看護師さんたちに聞いてみました。

ママからの相談:「手足口病の感染期間。発疹が消えれば外出可能?」

8カ月の子と3歳の子がいます。先日8カ月の子が手足口病になり、後を追うように上の子も感染して今やっと発疹がポツポツと現れている状態ですが、これはまだ感染力が強い時期なのでしょうか。発疹がすべて消えたら外出や人との接触は可能になるのかどうか、いまいちタイミングがわかりません。また、この発疹を触ると移るのでしょうか。(30代・女性)

発疹が出てからは、さらに感染力がアップ

手足口病は潜伏期間中も感染し、発疹が現れてからはさらに感染力が強くなります。発疹自体は約1週間程度で治まるものの、ウイルスは数週間の間、便とともに排出されます。

手足口病は5歳までの子どもに好発し、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスの感染が主な原因です。手の平や足の裏や口の中に発疹ができ、口の中では水疱になってしまい痛む場合があります。発疹が治まっても10日程は感染の可能性があるため、外出の時期は主治医と相談してください。(産科看護師)
潜伏期間は2~6日で、発熱・皮膚のかゆみなどの初期症状から1~2日で発疹が現れ、潜伏期間中でも感染力が強いです。発疹が出てからはさらに感染のリスクが高まるため、発症後10~14日間(約2週間)は感染の可能性があります。(産科看護師)
発疹が出てから5~6日で軽快しますが、回復後2~4週間経っても便の中にウイルスが排出されます。しかし症状が出ている急性期を過ぎれば感染力が低下するため、発熱や水疱などの症状が出ている間は本人の体調を考え欠席とし、症状が回復したら登園してください。しかし、大流行している場合は状況により一定期間の出席自粛となることもあるため、保育園等の判断に従いましょう。(内科医師)

3パターンある感染経路に注意

感染経路については、経口感染・接触感染・飛沫感染の3パターンがあります。大人でも感染するので、家族でタオルや食器の共有をしない、子どもの便の処理は手袋を使用するなどの注意が必要です。

感染経路は経口感染・接触感染・飛沫感染で、症状があるうちは他の方との接触は控えてください。隔離する必要はないですが、できるだけ別の部屋ですごしてタオルや食器などの共有は避けましょう。大人にも感染するので、唾液や排泄物がついたものはビニールの口をしっかり結んで捨て、お子さんの排泄物の処理は使い捨ての手袋を使用し、終わったらしっかり手を洗ってください。(産科看護師)
発疹は乾いていれば感染しませんが、分泌液に触れた手で鼻や口などの粘膜を触ると移ることがあります。飛沫感染はくしゃみや咳などにより感染し、接触感染は感染者が触ったドアノブなどに触れた手で目をこすったり食べ物を食べたりして感染します。糞口感染は、感染者の便を触った手に残ったウイルスが口から入ると感染し、子どものおむつやトイレの処理で親が移ってしまうのはこの糞口感染のようです。(内科医師)

発疹が出ている間は一番感染力が強いようなので、外出や人との接触は控えましょう。発症後約2週間は自宅待機になるかと思いますが、詳しい登園の判断については医師に確認をとるとよいでしょう。


2015/10/17

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