食物アレルギー

2015/10/25

離乳食で同じ食材ばかりだと、食物アレルギーになる?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

離乳食で同じ食材ばかりだと、食物アレルギーになる?

命に関わることもある食物アレルギーは、乳幼児のママにとって大きな心配ごとの一つです。我が子の食嗜好がアレルギーにつながるのでは?と心配するママに対して、医師や看護師さんはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「同じものを食べ続けるとアレルギーになる?」

8カ月の赤ちゃんがいます。離乳食は2回食になり、食べる量もだんだん多くなってきました。今のところアレルギーはありませんが、特に忙しいときは、赤ちゃんが大好きでよく食べてくれるバナナやトマトなど、特定の食材を使うことが多くなってしまいます。特定のものを食べ続けることで、将来アレルギーになる可能性はありますか。また、特に注意した方がよい食材はありますか。(30代・女性)

5大アレルゲン食品は適量を、偏食にも気をつけて

5大アレルゲン食品は適量にした方がよいです。食べて症状の出なかった食品は、食べ続けても問題ありませんが、いつも同じものばかりで偏食になると、栄養バランスが悪くなるので要注意です。できるだけいろいろな食品を食べさせてあげましょう。

卵・牛乳・大豆・小麦・米の5大アレルゲンに関しては、アレルギーが起きないか注意しながら、適量を与えるとよいといわれています。しかし、それ以外のバナナやトマトでもアレルギーが起きる子はいます。(内科医師)
食べてもアレルギーが起こらなかった食品なら、食べ続けても問題はないでしょう。しかし、同じものばかりを続けて食べると栄養が偏ります。(産科看護師)
忙しいときは仕方ありませんが、できれば毎日同じものや1種類だけ多くあげることは避けた方がよいです。様々な食感を楽しむ意味でもアレルギーを防ぐ意味でも、バランスよくいろいろな種類の食材を使った方がよいでしょう。(内科医師)

初めての食品は少しづつ、症状が出ないか様子見を

初めて食べさせるものは少量から。そして食後にアレルギー症状が出ないか様子を見ましょう。アレルギー症状は軽度なものから重篤なものまで様々です。

初めて食べさせるものは、少量から始め、少なくとも食後24時間は様子を見てください。場合によっては、すぐにアレルギーが起こるものや、時間が経って症状が出ることもあります。症状としては、じんましん・皮膚の赤み・かゆみが代表的です。重篤になると、アナフィラキシーショックを起こし、呼吸困難や意識障害を伴い、命の危険があります。(内科医師)

食品以外の注意点とアレルギーへの心構え

子どもが過ごす場の環境衛生にも気をつけましょう。もしアレルギー症状が出ても、成長とともに改善することもあります。心配なら自己判断せず受診を。

気温の変化や服などの外部からの刺激、ホコリや花粉でもアレルギーを起こす場合がありますので、子どもが過ごす部屋の環境を整えることも念頭に置いてください。(産科看護師)
もし0歳でアレルギーが起きたとしても、その後、腸管免疫などが発達して食べられるようになることもあるので、落ち込まなくて大丈夫です。ただアレルギーが疑わしいときには、自己判断をせずにお医者さんに行くようにしてください。(内科医師)

5大アレルゲンと呼ばれる食品については適量を守りつつ、できるだけ多種の食品をバランスよく食べることが、アレルギー予防や適切な栄養摂取の観点からよいようです。また、子どもの様子を観察し、症状が出たり心配なことがあるときは、受診することも一案です。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加