発熱

高熱でも元気があれば座薬は不要?見極め基準とは

すぐに薬で熱を下げるのはよくないとはいうものの、子どもが発熱すると心配です。どんな状態のときに座薬を使用するか、見極め方を知りたいという相談に対し、看護師さんたちは何とアドバイスしているでしょうか。

ママからの相談:「子どもに座薬を使うときの見極めについて」

3歳の子どもが風邪で高熱を出し、座薬を使う見極めについての質問です。薬剤師さんには38.5℃以上で元気がないときに使用するよういわれました。子どもの体温を何度か測り、38.5℃でも元気だったので様子を見ていました。少したって再度体温を測ると、40℃まで上がっていました。ただ本人は食欲もあり水分も摂れていました。でも熱によるけいれんが心配で座薬を使ってしまいました。40℃を超えていても元気なら座薬は要らないのでしょうか。(30代・女性)

40℃以上の発熱では使用を検討

38.5℃程度で元気なら、水分補給に注意して観察でよいのですが、40℃以上の発熱が続くとほかの臓器に影響する可能性があるため、座薬を使用するとともに動脈を冷やして解熱するとよいでしょう。

38.5℃程度でもお子さんが元気で食欲もあるようでしたら、すぐには使わなくても大丈夫です。その場合、熱の状態を観察しながら、脱水にならないように水分と栄養はしっかり与えてくださいね。(健康管理科看護師)
元気だからといって熱を下げないでいると危険なこともありますので、40℃以上の発熱がある場合には、座薬を使用した方がよいでしょう。なぜ危険かというと41~42℃以上になるとたんぱく質が変性を起こしてしまうからです。熱性けいれんの可能性もありますので、発熱の状態をみて座薬を使用しましょう。(健康管理科看護師)
熱発したら、お子さんの状態をみて、できるようでしたら水分補給をして、大きな動脈を冷やしてみてください。手首、ワキの下、鼠径部にある動脈を保冷剤で冷やすと解熱効果があります。ただし、体中の動脈を冷やすのではなく、ワキだけ、鼠径部だけと部分的に行ってください。保冷剤を使うときは凍傷の恐れがありますから、タオルなどで包み、長時間同じ部分を冷やすのは避けましょう。(産科看護師)

心配な場合は専門家の助けを仰いで

心配な場合は自分で判断せず、病院を受診したり、地域の相談システムを利用するなどして、専門家の助けを借りると安心です。

解熱剤を使っても熱が下がらない場合、下がっても再び熱発する場合は、病院を受診してください。お母さんの判断にゆだねられますが、心配だと思うときは病院を受診してよいですし、#8000に電話すると、地域の小児救急電話相談事業につながり、小児科の医師や看護師が相談にのってくれます。(産科看護師)

子どもの高熱で座薬を使うかどうかは、熱の高さと子どもの様子で判断します。38.5℃程度で子どもが元気なら使う必要はありませんが、40℃を超える場合は、子どもが元気でも解熱するのがよいようです。心配な場合は、専門家に相談してみましょう。


2015/10/28

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