食物アレルギー

アレルギーで食材が制限される6歳の息子…栄養の偏りは?

乳幼児期は心身ともに、どんどん成長していく時期。身体のために日々の献立に気を遣うママも多いと思います。食物アレルギーのお子さんを持つママの悩みに看護師さんたちの答えとは?

ママからの相談:「息子が食物アレルギーのため、食材が限られて栄養が偏らないか心配」

6歳の息子は生まれた頃からたくさんのアレルギーを持っています。小麦、卵、鮭以外の魚、乳製品、ピーナッツ、オレンジ…など。現在も通院して治療していますが、なかなか食べられる食材が増えません。通院先の先生も気長に治療していくしかないとおっしゃっていますが、成長期に色々な栄養素が摂れないのではないかと心配です。また、アレルギー体質が治ってきても、大人になってから戻ってしまうようなことはありますか。(30代・女性)

乳幼児期のアレルギーは成長とともに改善するケースも

食物アレルギーは命に関わることもあり、慎重な対応が大事です。しかし、きちんと治療することで、大人になって繰り返すリスクも減らせることも。

お子さんの食べ物アレルギーは、年々増加しているといわれています。相談者様のお子さんも、今は治療をして、少しずつ食べられるものを探したり、量を少しずつ増やしているところかとは思いますが、常に自分の体質を知っておくためにも必要です。(消化器科看護師)
学童期や成長してから起こるアレルギーに比べて、乳幼児期のアレルギーは成長とともに治りやすいといわれ、特に、小麦、卵、乳製品らの食物アレルギーは、6歳までに約80%が改善されるといわれていますが、あくまで目安です。(産婦人科看護師)
食物アレルギーで治りにくいのが、エビなどの甲殻類、果物、そば、ナッツなどのアレルギーで、これらは大人になってから発症する場合もあります。そのままアレルギーを持って成長する子もいますが、子どもの頃にきちんと治療していれば、大人になって繰り返すリスクは低いでしょう。(産婦人科看護師)

治療は焦らずに続けて。アレルギーと付き合っていく心構えも

アレルギー体質を完全に治すことは難しく、食物アレルギーとも気長に付き合っていくという心構えが必要だと教えてくれました。

現在は病院で治療をされているようですが、アレルギーの治療は急がず、焦らずが大切です。なぜなら、急いでしまうとアナフィラキシーショックを起こすこともあり、命に関わるからです。相談者様がおっしゃるように、アレルギーは思わぬところで再発する危険もあります。(消化器科看護師)
医師のいうように、気長に治療を続けるしかないと思います。栄養が偏ることが心配でしょうが、アレルギーを起こした食べ物を再び食べさせる時期については、医師とよく相談してください。(産婦人科看護師)
アレルギー体質というのは、今の医療では完全に治すことはできません。あくまで付き合っていくという姿勢が大切です。大変かとは思いますが、お子さんの体質を一緒に知り、この先、お子さんが一人で暮らすようになっても大丈夫なように、少しずつでもお子さんも一緒に食事の用意などをされるとよいでしょう。(消化器科看護師)

乳幼児期のアレルギーは改善することも多いですが、そのまま成長するケースも。栄養の偏りが心配になるかとは思いますが、命に関わることもあるので、焦らないことが肝要です。一緒に料理したりして、お子さんが自分の体質を知る機会を持つようにすることもおすすめです。


2015/10/27

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