風疹

2014/10/08

妊婦で風疹抗体がありません。風疹の感染予防について教えてください!

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊婦で風疹抗体がありません。風疹の感染予防について教えてください!

妊娠中に風疹に感染すると胎児に影響が出てしまうため、特に妊娠初期の妊婦さんは風疹の予防が大切になります。風疹に対する抗体がない状態で妊娠が判明したママから、風疹の予防や注意すべき点について「なるカラ」に相談がありました。看護師さんや薬剤師さん達はなんと答えているでしょうか?

ママからの相談:「風疹抗体の無い状態で妊娠しました。風疹に感染しないために、自分と家族が気をつけるべきことを教えてください」

1人目を妊娠した時に自分には風疹の抗体が無いことを知り、次の妊娠前には風疹の予防接種を受けようと考えていたところ、2人目の妊娠が判明。妊娠中は風疹の予防接種を受けられないため、感染しないためにはどのような点に気をつけたら良いのか知りたいママからの相談です。

つい先日、妊娠が判明しました。1人目を出産した際、産院で受けた妊婦の風疹の抗体検査で抗体がなかったため、2人目を作るまでにはワクチン接種しようと考えていたところ、つい最近妊娠がわかりました。1人目出産後、まだワクチンを接種していないため2人目の出産後に受けようと考えています。1歳の子供もいますので遊びに外に連れ出したりと、どうしても人が大勢いるところを避けるのは難しそうです。そこで、自分でできる正しい風疹感染予防の仕方と、子供も気を付けることがあれば教えてください。子供は先日MRワクチンの接種を受けたのですが、主人は受けていません。主人にも予防接種を受けてもらおうと考えているのですが、抗体検査を受けてから接種するか、検査結果を見てから接種するか、どちらが良いのでしょうか?(30代、女性)

風疹予防のために20週頃までは人ごみを避け、外出後は手洗いうがいを徹底しましょう

風疹予防のためには、妊娠20週頃までは人ごみを避け、外出後は手洗いうがいを徹底します。住んでいる地域で風疹が流行している場合は、外出を控えたり、実家が遠方にある場合は里帰りを検討するようアドバイスがありました。

風疹予防のため、妊娠20週頃まではできるだけ人混みを避けた方が良いとされています。
以下、日本周産期・新生児医学会、日本産婦人科学会、日本産婦人科医会が連名で発表している《赤ちゃんとお母さんの感染予防対策5カ条》です。
1、妊娠中は家族に、産後は自分にワクチンで予防しましょう。
2、手を良く洗いましょう。
3、体液に注意(おむつ交換時や歯磨き、性交渉など)
4、しっかり加熱したものを食べましょう
5、人ごみは避けましょう

2、3の項目については、使い捨て手袋の使用やコンドームの着用、妊娠中のオーラルセックスは避けるように勧められています。
また、お住まいの地域で風疹が流行していないかなどを市町村情報誌やHPでチェックして、流行時は外出は控えたり、ご実家が遠方である場合は、里帰りをするなどの対策を考えられると良いでしょう。(産科、婦人科看護師)
20週までは人ごみを避けることしかないと考えます。どうしても人ごみを避けられない場合はマスクを着用し、手洗いうがいを徹底しましょう。(薬剤師)

子供が1歳過ぎたらMRワクチンを接種し、同居する他の家族も風疹の予防接種を受けることをお勧めします

子供の場合は1歳を過ぎたら公費で受けられるMRワクチンを接種し、同居する家族も抗体が無い場合は風疹の予防接種を受けるとよいようです。特に、30代40代の男性は風疹の集団予防接種を受けていない可能性が高いため、接種を検討するよう教えてくれました。

私は小学生の頃風疹にかかり、症状がひどく入院までしたのですが、3人目妊娠時、抗体がなくなっていました。息子の幼稚園の先生の中にも、子供の時と、就職してからの2回かかったという方が複数います。罹患歴があるから抗体が必ずあるわけではなく、時間がたって消えてしまう可能性があるようです。可能であれば同居されているご家族の抗体価も血液検査で確認し、必要であれば予防接種をうけるよう検討されてみてはいかがでしょうか。1歳の子供であれば、MR(麻疹風疹)ワクチンを公費で受けられます。(産科、婦人科看護師)
相談者さんの年齢から考えて、ご主人も同年代でしょうか?現在30代、40代の男性は、風疹ワクチンの集団接種がなくなった世代ですので、予防接種を受けていない場合があります。まず、外に出る機会の多いご家族の抗体を検査し、予防接種を検討することをお勧めします。(薬剤師)
ご主人など同居の家族に、まずはワクチンを打ってもらってください。仕事や通勤で不特定多数と関わる機会が多いと考えられるご主人が、知らないところで風疹に感染して帰ってきてしまった、ということが無いように、早めの接種をお願いします。(薬剤師)

風疹の感染を避けるためには、人ごみをできるだけ避け、手洗いうがいを徹底します。家族が感染して自宅に風疹ウィルスを持ち込まないように、風疹の予防接種を受けてもらいましょう。予防策をとり、安心なマタニティライフをお過ごしください。


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