抗生物質

2014/10/08

「抗生物質は安易に飲んじゃいけない!」というのは、本当?!

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

「抗生物質は安易に飲んじゃいけない!」というのは、本当?!

お子さんの風邪の症状などがひどく病院を受診すると、抗生物質を処方されることがあります。黄色い鼻水が出ている時などに処方されることが多いようですが、抗生物質は本当に必要なの?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
どのような時に抗生物質が処方されるのか、また処方された場合必ず飲まないといけないものなのか、その疑問に看護師さんが答えて下さいました。

ママからの相談:「娘に抗生物質が処方されましたが、本当に飲ませていいのでしょうか?」

5歳のお子さんの鼻詰まりがひどく耳鼻科を受診した際、黄色い鼻水がでていたため、抗生物質が処方されたそうです。しかし「むやみに抗生物質は飲んじゃいけない」という話を聞いたことがあるママは、本当に娘さんに飲ませていいのか迷っているようです。

5歳の娘の鼻づまりがひどく先日耳鼻科に行ったのですが、鼻水を抑える薬の他、抗生物質をもらいました。先生からは「黄色い鼻汁が出ているので飲ませてください」と言われたのですが、本当に飲ませてよいものでしょうか?というのも、人によっては、抗生物質を安易に飲ませてはいけないと言う人もいるからです。ある友人などは、抗生物質をもらったら即捨ててしまうそうです。
処方された抗生物質は、必ず飲ませなければいけないものなのでしょうか?

細菌感染している場合は、抗生物質は非常に有効です。医師から処方されたのであれば、必ず決められた量を飲み切りましょう。

抗生物質はウイルスには効果がありませんが、細菌に対しては優れた効力を発揮します。細菌感染の可能性が高いという医師の診断で抗生物質が処方されているのですから、決められた用法用量を守り、最後まで飲みきることが大切です。

耳鼻科で判断をされ抗生物質が出されたのであれば、細菌感染していたのではないでしょうか。抗生物質は細菌をなくす作用がありますので、きちんと用法用量を守って飲みきって下さい。(看護師)
耳鼻科の医師が処方されたものですので、安心して抗生剤は飲ませてください。黄色い鼻汁が出ている場合、抗生剤を服用しないと治りません。(小児科看護師)
日本はこれまで、抗生物質を必要以上に濫用し安易に処方されてきた経緯があるため、抗生物質に対する耐性菌が多くなってしまったという事実はありますが、使い方さえ誤らなければ、非常に優れたお薬です。(看護師)
抗生物質はウイルスには効かないのですが、症状が菌によるものかウイルスによるものかも判断せずに処方されてきたということがあり、耐性菌や副作用を多くしている原因となっています。ご友人が危険だと言っているのは、このような理由によるものではないでしょうか。(看護師)
症状が軽くなったり消失すると、抗生物質の服用を途中でやめる人がいますが、症状は無くても身体の中に菌が残っていて、その菌はその時服用した抗生物質に対して耐性を持ちます。すると次回同じ抗生物質を服用しても、耐性があるため効かなくなってしまうので、飲み始めたら最後まで飲みきることが大切です。(看護師)

抗生物質そのものが良くないというわけではなく、医師の正しい判断の元で処方されたのであれば、症状改善に優れた効果を発揮するお薬だということがお分かりいただけたのではないでしょうか?看護師さんも言っていますが、飲んでいるうちに症状が改善したからといって、自己判断で服用を止めてしまうのはいけません。必ず医師の指示通り、お子さんには最後まで飲ませてあげて下さいね。


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