2015/10/30

出産後、膣からおならのような音と空気が…自然に治る?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

出産後、膣からおならのような音と空気が…自然に治る?

出産を終えると、妊娠前とは違う身体の変化に驚いてしまうことがあります。相談者の方は、出産後に膣から空気が出るようになったといっていますが、このような症状について看護師さんたちは何といっているのでしょうか。

ママからの相談:「膣から空気が漏れてる!?急に出るため対処ができず困っています」

産後、膣からおならのような音と空気が出るようになってしまいました。おならの場合は事前にわかるので、お尻に力を入れたりトイレに行くなどできますが、この場合はいきなり出てくるので対処できません。臭いは感じませんが低く鈍い音なので、主人にも聞こえていると思います。年数が経てば、膣が閉じて音がしなくなるのでしょうか。(40代・女性)

骨盤底筋や膣の筋肉の緩みなどが原因

出産により骨盤底筋や膣の筋肉に緩みが生じ、空気が中に入りやすくなってしまうようです。異常ではありませんが、このまま緩みが治らないと子宮脱などを起こすこともあります。

出産の際に赤ちゃんに押されて、膣の壁が伸びて締まりが悪くなります。そのため空気が入りやすく空気が抜ける際に音が出ますし、特に入浴時には空気と一緒にお湯も入りやすくなりますが、異常ではありません。(産科看護師)
出産で骨盤底筋と膣の筋肉が緩み、身体を動かした際に空気が膣の中に入って音が出てしまいます。出産に時間がかかったり赤ちゃんが大きかった場合は、骨盤底筋や膣の筋肉に緩みが出やすいといわれ、筋肉が緩んだままでは空気や入浴時に水が入るだけではなく、将来的に尿失禁や子宮脱を起こすこともありえます。(内科看護師)

肛門を締めたり骨盤底筋を鍛える運動を

膣の緩みを改善するためには、骨盤底筋トレーニングや肛門周辺にキュッと力を入れる運動を行うとよいです。骨盤の歪みなどの矯正は、産後半年の間に行う方がよいと看護師さんは説明しています。

1日に数回、肛門や膣を締める感覚でお尻にきゅっと力を入れてみたり、骨盤ベルトや骨盤矯正体操で骨盤底筋を締める運動を行ってください。立っているときや歩くときも、猫背にならないよう正しい姿勢を心がけ、足を組むことは骨盤の歪みをひどくするので避けてください。産後半年までが、骨盤の歪みや骨盤底筋が戻りやすいといわれているため、できる範囲で毎日続けて運動を行ってください。(産科看護師)
産後体操や骨盤底筋を鍛える何らかの運動をすることで、徐々に症状が改善されてくるでしょう。骨盤底筋を鍛える方法は様々なものがあるので、ウェブサイトなどを参考にして生活の中に取り入れて継続するようにしましょう。(内科看護師)

産後は、骨盤底筋の緩みや膣の伸びが原因で、空気が入りやすくなってしまうようです。毎日少しずつでよいので、肛門付近に力を入れる運動や骨盤底筋体操などを試してみてはいかがでしょうか。


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