産後ダイエット

完全母乳で過度の食事制限はムリ…産後太り戻すには?

出産後、妊娠中に増えてしまった体重を元に戻すため、苦労するママは少なくないようです。もともと太る体質ではなかったのに、出産前の体型になかなか戻らないことに焦りを感じている相談者の方に、看護師さんたちからのアドバイスです。

ママからの相談:「出産して痩せにくい体質になってしまったのでしょうか」

出産前はダイエットとは無縁の体型だったのですが、太りにくい体質から痩せにくい体質に変わってしまったのか、産後、体型が戻らずに焦っています。完全母乳なので過度の食事制限はできないし運動する時間もないですが、乳腺炎が怖くて甘い物は食べていないので、カロリーは普通ぐらいだと思います。帝王切開の傷口が傷むので、骨盤ベルトなどもできませんが、よいダイエット方法はありますか? (20代・女性)

骨盤の歪みやホルモンが影響

母乳育児の場合は自然と痩せられるようですが、産後は開いた骨盤の戻りが悪く下腹が出てしまったり、分泌されるホルモンの影響で代謝が悪くなり、痩せにくい身体になることもあるようです。

妊娠中の体重増加が正常範囲内で母乳栄養であれば、自然に体重は減少します。しかし個人差がありますし、ホルモンの影響で脂肪が燃焼しにくい体質になったのかもしれません。また骨盤の歪みにより血流が悪くなり、代謝が悪くなっているとも考えられます。(産科看護師)
妊娠中は胎児を守るためにも脂肪が多くなり、同時にお腹の皮膚も広くなるため、どうしても体重増加は避けられません。帝王切開の傷がまだ痛むということなので、産後それ程期間が経っていないようですし、今はダイエットよりも体調を整えることが重要です。また、産後のホルモンバランスが元に戻るのには1~2年はかかるので、気長に考えましょう。(看護師)

補正下着やストレッチなどで徐々に骨盤矯正

帝王切開の傷が痛むようなら無理はせず、骨盤補正下着などを使用しながら徐々に骨盤矯正を始めましょう。少しずつ家事の量を増やすなどして、無理のない範囲で身体を動かすようにしてください。

帝王切開で出産された方も、自然分娩と同じように骨盤の歪みや骨盤底筋の緩みが起こります。産後は無理なダイエットはできないため、まずは骨盤矯正を行うとよいですが、傷口の痛みで骨盤ベルトの使用が難しいのなら、骨盤矯正下着を利用してはいかかでしょうか。(産科看護師)
運動する時間がないのなら、徐々に家事を増やして身体を動かすようにしてください。傷口の痛みが治まったら、骨盤矯正体操や骨盤底筋トレーニングを始めましょう。(産科看護師)
ダイエットをするのなら、自宅でのヨガやストレッチなど自分で負荷を調節できるものがよいでしょう。帝王切開の場合、抜糸後は少し痛くても多少は身体を動かしていた方がダイエットにもよいですし、皮膚や筋膜や子宮などの癒着のリスクを減らすこともできます。(看護師)

産後しばらくの間は、ホルモンの影響や骨盤の歪みなどが原因で、元の体型に戻るまで少し時間がかかることもあるようです。無理のない範囲で少しずつ身体を動かすようにして、傷の痛みがよくなってきたら本格的に、骨盤ベルトや骨盤底筋運動などを行ってみてください。


2015/11/08

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