遺伝

2015/10/31

この先、症状が出るか心配…両親のアレルギーは遺伝する?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

この先、症状が出るか心配…両親のアレルギーは遺伝する?

つらいアレルギー体質、子どもに遺伝したらかわいそう、と心配になるご両親も多いことでしょう。アレルギー性鼻炎に悩むご夫婦からの、子どもにも将来同じ症状が出るのかという相談に対し、看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの質問:「夫も私もアレルギー性鼻炎なので、子どもに遺伝しますか?」

両親ともに子どもの頃からアレルギー性鼻炎です。ハウスダストに敏感で、洗濯した洋服をたたんだり、布団を干したりすると、くしゃみが止まらなくなります。4歳の子どもがアレルギー性鼻炎になればかわいそうだと思い、家の掃除はきちんとしています。子どもも風邪以外ではあまりくしゃみをしません。そこで質問なのですが、両親がアレルギー性鼻炎だと、これから先、子どもにも同じ症状は出るのでしょうか。(20代・女性)

アレルギー体質は遺伝する可能性あり

両親がアレルギーを持っている子どもは、そうでない子に比べてアレルギー体質になる可能性は高いようです。子どもの体調に気を配り、不調があれば受診して、何に対するアレルギーがあるのか検査しておくのがベストでしょう。

アレルギーというのは遺伝の影響が大きいものであり、研究でも両親が花粉症などのアレルギーを持っている子どもは、片方の親だけがアレルギーを持っている子どもよりも、何らかのアレルギーの体質を持つ可能性が高くなることが証明されています。(内科看護師)
確率でいうと、アレルギーなしで約10%、片親がアレルギーですと約30%、両方ともアレルギーでしたら約50%といわれています。(産科看護師)
アレルギーというのは、昨日まで何ともなかったものに突然反応が出たり、ご両親がアレルギー性鼻炎であっても、アトピー性皮膚炎、気管支ぜんそく、アレルギー性結膜炎などアレルギー体質がベースとなって発症する異なる病気として出てくることもあります。(内科看護師)
ご両親がアレルギーをお持ちの場合は、お子様に湿疹が出たり、呼吸のときにゼーゼーする、鼻水が止まらないなどの症状が見られたら、病院を受診しましょう。検査で何にアレルギーがあるか把握しておくことはとても重要です。 アレルギーの原因は花粉、ハウスダスト、食べ物の他にも、ストレスもその要因といわれています。(内科看護師)

普段からアレルゲンに気を配って

ダニやペットの毛、ハウスダストや花粉など、アレルゲンとなり得る物質を生活からできるだけ排除するよう注意するのがよいようです。

お子さんが使う布団は、こまめに日干ししたり、布団クリーナーを使って、ホコリやダニを除去してください。外出から戻ったら、玄関先で服についた花粉をはらってから、家に入るようにしてください。(産科看護師)
ご両親も含めアレルギーの素因がある場合には、室内の掃除をこまめに行い、空気清浄機などでアレルギーの原因を避けるようにしましょう。ペットもアレルギーの原因になります、ペットの毛やダニなどがアレルギーを起こすこともありますので、注意が必要です。(内科看護師)

両親ともにアレルギー体質である場合は、残念ながら子どももアレルギー体質になる可能性が高くなります。子どものアレルギーの兆候に気を配るとともに、生活からアレルゲンとなり得る物質を極力排除するよう心がけましょう。


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