発疹

突発性発疹、3歳でまだ…大きくなってかかると苦労する?

数日の間、高熱が続き、解熱と同時に背中やお腹などに赤い発疹がポツポツと現れる、突発性発疹。ほとんどの子どもが2歳頃までにかかるといわれていますが、3歳になってもまだ突発性発疹になっていないという相談に、看護師さんたちは何といっているのでしょうか。

ママからの相談:「3歳だけど、まだ突発性発疹にかかったことがありません」

もうすぐ3歳になる息子は、今までこれといって大きな病気やケガはありません。風邪を引いたり少し肌が弱いという程度で、3歳までにすべての赤ちゃんがかかるという「突発性発疹」にもなっておらず、風邪で熱が出ても38℃位が限度です。元気なのはよいことですが、小さいうちに突発性発疹にかからないことで、大きくなってから何か苦労するということはあるのでしょうか。(30代・女性)

突発性発疹の原因と一般的な症状について

突発性発疹は小さい子どもに多い感染症で、高熱が出た後、解熱と同時に身体に発疹が出現します。ウイルスの型が2種類あるので2度感染することもあり、大きくなってから感染したとしても特に重篤な症状は出ないようです。

突発性発疹は、2歳頃までにかかることが多い子どもの感染症で、ほとんどが40℃程度の高熱を出し、熱が下がる頃に発疹が現れます。大人になって感染しても、重篤な症状が出ることはないといわれています。大人になってから感染すると重症化しやすいのは、おたふくやリンゴ病や風疹などですので、予防接種をして感染を防いでください。(産科看護師)
突発性発疹の原因はヒトヘルペス6型ウイルスですが、7型もあるため1度感染しても、再感染することがあります。高熱を出すので熱性けいれんを起こしやすいのですが、けいれんはほとんどが5分以内に治まり脳への後遺症もないので、心配ありません。(産科看護師)
ワクチンがないので有効な予防法はありませんが、他の感染症と同じように、うがいや手洗いの励行、運動をして体力と抵抗力をつけて十分な栄養を摂ってください。(産科看護師)
突発性発疹は1度かかる子がほとんどで、2度かかることもあります。小さい頃に突発性発疹にかかっていない場合、成長してから口唇ヘルペスなどに感染した場合に、その症状が強く出ることがあるという報告もありますが、突発性発疹にかかっていないことで心配をする必要はまったくありません。

知らないうちに感染していることも

高熱~解熱~発疹というのが一般的な症状ですが、中には感染しても発熱しなかったり、発疹が出ないこともあります。そのため突発性発疹だとは気づかないうちに、感染してしまっていることもあるようです。

突発性発疹はヘルペスウイルスの種類に感染して起こりますが、感染したとしても「発熱と解熱後の発疹」という典型的な症状の経過をたどるのは50%程度だといわれています。つまり、感染したとしてもたいして熱が出ないこともあるし、熱が出ても湿疹は出ないなど症状の出現は様々なので、過去に38℃程度の発熱があったときに、すでにかかっていたという可能性もあります。(看護師)

突発性発疹は、すべての子どもがかかるというわけではなく、またかかったとしても典型的な症状が現れずに、気がつかないということもあります。幼少期に未感染だからといって特心配する必要はありませんが、将来、口唇ヘルペスなどになった際は、症状が軽く済むということはあるようです。


2015/11/07

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