足の付け根

産後も足の付け根の痛みが治らない…どうすれば治まる?

妊娠中や出産後は、足などの痛みに悩まされるお母さんも多いようです。産後1カ月たっても足の付け根の痛みが治まらず、赤ちゃんの世話も大変だという悩みに対し、看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの質問:「臨月の頃から足の付け根が痛み、産後も続いてつらいです」

産後1カ月、初産のママです。臨月の頃から足の付け根が歩く度に痛み、動くのがつらいです。出産前、助産師さんに相談したときは、出産すれば治るといわれていましたが、なかなか痛みが治まりません。立っているとき以外、たとえば座って移動するときもズキズキ痛み、赤ちゃんのお世話が大変です。痛くても身体を休ませる暇もあまりありません。このまま一生治らないのではないかと不安です。どうすれば痛みがおさまるのでしょうか。(20代・女性)

痛みの原因は、骨盤や子宮の靭帯の伸びによるもの

大きくなる子宮を支える骨盤と子宮の靭帯が伸びることにより、足の付け根の痛みが引き起こされるようです。出産後もしばらく骨盤や筋肉が安定していないため、痛みが続く場合があります。

妊娠するとホルモンの影響で徐々に骨盤が開き、筋肉がゆるんできます。赤ちゃんの成長とともに大きくなる子宮を骨盤と子宮につながる靭帯が支えているのですが、一般的には足の付け根の痛みは、それらの靭帯が伸びるために起こると考えられています。つまり靭帯が伸びながら悲鳴を上げているという状態なのです。(内科看護師)
出産後すぐにこのゆるみが元に戻るわけではなく、しばらく時間がかかることがあります。この痛みが続いているということは、まだ骨盤や筋肉がゆるんでいて安定しない状態なのでしょう。(内科看護師)

骨盤ベルトやストレッチなどで骨盤を安定させる

骨盤が安定すれば痛みも治まってくるとのこと。骨盤ベルトやストレッチ、姿勢に注意することなどを心がけましょう。また、整骨院を利用して早い解決が見られたケースもあるようです。

産後1カ月は安静が優先されますが、体調が整ってくれば、徐々に骨盤矯正の体操やストレッチを行ってください。重い物を持ったり、中腰など無理な体勢は控えてください。(産科看護師)
骨盤を安定させるためには、妊娠中もまた産後も2カ月程度、骨盤ベルトを使うことが推奨されています。赤ちゃんのお世話をするときには骨盤ベルトを忘れないようにして、骨盤にかかる負担をできるだけ少なくするようにしましょう。2カ月を過ぎたら骨盤ベルトを外し、ご自身の筋肉で骨盤を安定させるように心がけましょう。(内科看護師)
できればゆっくり湯船につかってマッサージし、お風呂上がりに足を伸ばすストレッチを行ってみてください。横になるときは、抱き枕やクッションを使って、楽な体勢で休んでください。(産科看護師)
育児に追われて時間がないでしょうが、整骨院での施術ですぐに解決されたお母さんもいます。骨盤のゆがみが改善されたら、痛みも解消されると思いますから、無理のない範囲で、骨盤の矯正を行ってください。(産科看護師)

産後の足の付け根の痛みは、子宮や骨盤の靭帯が引っ張られて伸びた後、骨盤や筋肉がまだ安定していないことが原因です。骨盤ベルトやストレッチ、整骨院などで骨盤のゆがみを矯正し、骨盤が安定すれば痛みも治まってくるようです。


2015/11/01

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