下痢

乳糖不耐症か?便秘気味から下痢に…医師の診断にも不安

通常赤ちゃんの便はやわらかめですが、下痢っぽいウンチが続くと心配になってしまいます。子どもの下痢について小児科では特に何も指摘されなかったが、乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)では?と心配するママに、看護師さんたちは何といっているのでしょうか。

ママからの相談:「子どもの下痢に対する診断に不安が。違う病院を受診するべき?」

先日、子どもに下痢っぽい症状が出ました。それまでは便秘気味で2~3日に1回だったのが1日に7回程度出て、インターネットで調べて乳糖不耐症では?と心配になりました。小児科では「そういう体質になったのでしょう」といわれて、そのときは納得しましたが、帰宅後も母乳を飲んで踏ん張る子どもの姿に不安になりました。医師の言葉を信じるべきか、それともセカンドオピニオンをするべきでしょうか。(20代・女性)

赤ちゃんが下痢を起こすときとは

赤ちゃんの下痢は、風邪や腸炎などの感染症の他に様々な原因が考えられます。また母乳を飲んでいる赤ちゃんは、便がやわらかめのことが多いようです。

赤ちゃんの便はやわらかいものですが、はっきりした定義はなく、1日6回以上が水分に近い便なら下痢と考えます。急性の下痢の場合は風邪や腸炎などの感染症を疑い、その際に処方される抗生剤の副作用によっても、下痢を起こすことがあります。(産科看護師)
母乳に含まれるビフィズス菌の作用で緩い便が1日に7~8回出ることもありますが、これは腸が正常に働いているためなので心配ありません。(産科看護師)
便の回数が多いというだけでは、乳糖不耐症や胃腸炎やアレルギーなど様々なことが考えられるので、不安ならセカンドオピニオンを受けるのもよいと思います。(内科看護師)

糖が消化できず緩い便になる乳糖不耐症

乳糖不耐症は、乳糖を分解する酵素が少ないために乳糖をうまく吸収できず、緩い便となってしまいます。下痢が続くため体重が増えず成長に遅れが見られることもあり、このような場合は乳糖不耐症用のミルクが使用されます。

2次性乳糖不耐症といって、腸の中の乳糖を吸収する酵素が減少して乳糖が吸収されずに緩い便となることがあり、医師のいうように体質や、急性腸炎の後に腸が傷ついて起こる場合もあります。乳製品をやめれば改善するので乳糖を含まないミルクに変える方法もありますが、せっかく出ている母乳をやめるのはもったいないので、再度、医師と話し合うか不満があれば病院を変えてもよいでしょう。(産科看護師)
乳糖不耐症とは、乳糖を分解する酵素が生まれつき欠けているために乳糖が消化できず、下腹部痛・下痢・腹部のけいれんなどが症状として見られ、下痢によって体重が増えないため成長が遅れることもあります。(内科看護師)
先天性乳糖不耐症だと、生後ずっと下痢が続いているはずですので、今まで便秘がちだったのが突然先天性乳糖不耐症になるとは考えにくいでしょう。授乳期を過ぎると、ラクターゼの活性が低下して遅発性の乳糖不耐症になることがありますが、まだ授乳中なのでこれも考えにくいですが、一度、母乳を休んで乳糖不耐症用のミルクを試すとよいかもしれません。これで便の回数が減るようなら、乳糖不耐症の可能性もあります。(内科看護師)

赤ちゃんの下痢の症状は様々なので、不安があれば違う医師の診察を受けるのもよいでしょう。乳糖不耐症用のミルクがあるようですので、母乳育児中なら、そのことも合わせて相談してみてください。


2015/11/01

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