肘のケガ

肘を曲げ伸ばしすると痛がる子ども…考えられる原因は?

子どもは時々、お腹が痛いとか膝が痛いなどと訴えてくることがあります。7歳のお子さんが肘を痛がるので病院で診てもらったが、特に異常はないといわれ原因がわからないという相談に対し、看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「肘を痛がる7歳児。レントゲンでは異常がないのになぜ?」

7歳の子どもが、1週間前から肘を曲げ伸ばしすると痛いといい、整形外科でレントゲンを撮ってもらいましたが異常なしでした。外見的にも腫れなどはないし成長痛かなあと結局病名はつかず、湿布が処方されました。そのときは異常なしとのことで安心して帰宅したものの、いつまで湿布を貼ればよいのかと、だんだん心配になってきました。レントゲンで異常がないのになぜ痛むのか、再受診した方がよいのでしょうか。 (40代・女性)

精神的な不安や緊張を「痛い」と表現することも

子どもは自分が不安なときや甘えたいときなど、上手に気持ちをいえずに「痛い」という言葉で表現することがあります。人知れずプレッシャーなどを抱えていることもあるので、さりげなく心当たりを探ってみるのもよいでしょう。

小さい子どもはストレスや不安などがあるとき自分の気持ちを上手く表現できず「痛い」という言葉を使うことがあります。ママに構ってほしい、甘えたいという欲求があるのかもしれません。「悪いところはないよ、よかったね。でもどうして痛いのかな?」と問いかけてみて「どうしてかな……」というような返事なら、何か精神的なプレッシャーはないか考え、心当たりがあればできるだけ解決してあげてください。(産科看護師)
痛いと訴えてきたときは、大丈夫だよと優しくさすって湿布を貼ってあげるとママが構ってくれているという安心感を与えるので、お子さんが希望すれば貼ってあげてください。しかし、同じ部分に貼り続けると皮膚トラブルの原因になるので、痛み止めだよといってハンドクリームを塗っても、効果があるかもしれません。痛みの訴えが続くようなら再度、受診して、本当に異常がないか検査してください。(産科看護師)

肘内症や打撲・炎症であることも

レントゲンではすぐに異常がわからない症状もあり、もしかすると肘内症(ちゅうないしょう)や打撲などによる炎症が起きているのかもしれません。右肘と左肘を見比べ、おかしなところがないかよく見てみましょう。

【肘内症】
お子さんと遊ぶ際に手を引っ張ったりすることで、脱臼に近い状態になることがあります。2~4歳の子どもに出やすいのですが7歳程度でもなりますし、大人でもなることがあります。肘内症の場合は、レントゲンでは非常にわかりにくく、もしこれが原因なら湿布をしていても改善しません。痛みが長く続くようであれば再受診を検討しましょう。(看護師)
【肘関節の打撲・炎症】
子どもは親の見ていない所でも転んだり打撲したりしますので、そのときには気づかない程度の腫れや炎症が起こっている可能性もあります。左右の肘を見比べてみたり、肘周りの径を測定してみてください。痛がる方の肘が大きければ炎症を起こしているかもしれません。この場合は湿布や抗炎症剤などで少しずつ改善します。(看護師)

精神的なことが原因で痛いと訴えている可能性もありますし、実際に肘に異常が起こっているのかもしれません。看護師さんから上記のようにアドバイスをいただきましたので、お子さんの痛みの原因を見つけるヒントにしてみてください。


2015/11/06

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