溶連菌

溶連菌に何度も感染する子ども…かかりやすい体質なの?

子どもが風邪を引き小児科を受診すると、溶連菌感染症だといわれることがあります。子どもが毎年のように溶連菌に感染していて、かかりやすい体質なのかと心配しているママに対し、看護師さんたちの回答とは。

ママからの相談:「毎年のように溶連菌に感染するが、よい予防法は?」

8歳になる子どもは毎年のように溶連菌感染症にかかり、周りでそれほど流行っていないときでもかかったりします。最近では1年に2回も感染し、そのたびに大量の抗生物質を長い間処方され、身体への負担も心配です。溶連菌にかかりやすい体質があるとしたら、検査でわかるのかどうか、また感染予防法についても教えてください。(40代・女性)

溶連菌のタイプは一つではない

溶連菌は色々な型があるため、一度かかって免疫ができたとしても別の型に感染してしまうことがあります。通常の風邪などと同じで、うがい・手洗いの励行などで予防が可能です。

溶連菌は、インフルエンザなどのように強い感染力はありませんが、抵抗力や免疫力が低下していれば大人でも感染しますし、飛沫感染なので家族内に感染者がいれば容易に感染します。予防策としては、感染者になるべく接触しないことですが、感染しても無症状のこともあり誰が感染者か判断は難しいですし、一度感染して免疫ができても溶連菌の型は1種類ではありませんので、別のタイプに感染すると発症してしまいます。(産科看護師)
一般的な風邪予防と同じで、うがいや手洗いの励行、バランスのとれた食事、よく運動して睡眠をしっかりとりましょう。食器やタオルの共用は避け、複数の人が触れるドアノブや水道の蛇口なども除菌スプレーで除菌してください。また生野菜や果物はしっかり洗い、海産物などはよく加熱してから食べましょう。(産科看護師)
溶連菌にかかりやすい体質というのは特にはなく、検査でもわからないでしょう。溶連菌というのは総称で種類は色々とあるため、一度かかって耐性ができたとしても別の溶連菌にかかることがあり、これが繰り返してしまう理由の一つです。(看護師)
溶連菌はどこにでも存在する菌ですので、しっかり手を洗っても、いつの間にか菌が手についてしまいます。癖ですぐに手を口に持っていく子もいますし、子どもは色々な所を触るので手洗いだけでは安全とはいいきれません。子どもが手で口を触っていないか、手洗いやうがいの習慣についても見直してみましょう。(看護師)

抗生物質は指示通りに飲みきって

抗生物質を長い間服用することに、抵抗があるママも多いようです。しかし、自己判断で服用を中止するとまだ菌が体内に残っていることもあるので、処方された抗生物質は必ず最後まで飲みきりましょう。

溶連菌の治療には約2週間分の抗生剤が投与されますが、長期の服用を心配して症状が治まったからと、自己判断で服用を止めてはいませんか?症状が治まっても体内に菌が存在していることがあるため、医師の指示通りに飲みきってください。(産科看護師)

溶連菌にかかりやすい体質というのはないようですが、抵抗力や免疫力が弱っているとどんな病気にも感染しやすいです。食事や睡眠などの生活習慣に気を配り、菌やウイルスに負けない身体作りを心がけましょう。


2015/11/04

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