おたふく風邪

2015/11/09

おたふく風邪の予防接種、就学前に2回目を受けるべき?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

おたふく風邪の予防接種、就学前に2回目を受けるべき?

病気の感染や重症化を防ぐために、予防接種は大切なものです。おたふく風邪の予防接種についての相談に、医師や看護師さんはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「おたふく風邪の2回目の予防接種をいつ受けるか、悩んでいます」

住んでいる地域でおたふく風邪が流行しているようです。現在6歳の子どもは、2歳のときにおたふく風邪の予防接種を受けました。サイトなどで予防接種は2回受けたほうがいいと聞きましたが、1回目の抗体はどのくらいの期間もつものですか。また2回目を受けるのはどのタイミングで接種すればいいのでしょうか。就学前に2回目の予防接種をしたほうがいいのか悩んでいるので、教えてください。(30代・女性)

就学前に2回目の接種の検討を

おたふく風邪の予防接種を2回受けたほうがよい理由と、接種を受けるタイミングについてアドバイスしてくれました。

2回接種したほうがよいといわれるようになったのは、おたふく風邪のワクチンを1回接種した人のうち、十分な抗体が得られるのは約90%ということがわかったためです。残りの10%の人は、せっかく接種してもおたふく風邪に感染してしまう可能性があります。2回接種をすれば、ほとんどの人が抗体を獲得できます。2回目の接種時期は5歳~7歳未満が目安なので、相談者の方のお子さんは就学前に受けた方がよいでしょう。(内科医師)
おたふく風邪のワクチンは、以前は1回の接種でしたが、十分な免疫が得られず羅漢するケースが多かったため、2回の接種が推奨されています。タイミングとしては、1回目の接種から2~5年たったころです。1回目は1歳を過ぎたら早めに、2回目は5歳以上7歳未満が望ましいとされています。お子さんは、1回目の接種から4年が経過していますから、2回目の予防接種ができます。(産科・婦人科看護師)
子どもの予防接種は種類が多く、体調によって接種できない場合もありますから、早めに予定を立てて同時接種したり、できるだけ接種するようにしてください。お住まいの地域で流行しているのでしたら、ワクチンの効果が出る前に感染する場合がありますので、なるべく早めに予防接種してください。(産科・婦人科看護師)

おたふく風邪には、深刻な合併症が

おたふく風邪の深刻な合併症について教えてくれました。

おたふく風邪になると深刻な副作用が、高い確率で起こることがあります。おたふく風邪による無菌性髄膜炎はよく知られていますが、10~20%という高頻度で起こることがあります。また、片側の耳だけが聞こえなくなる難聴が起きることもあります。小学校高学年などでかかってしまうと、男の子は精巣炎、女の子は卵巣炎を起こすことがあり、将来の不妊の原因になることもあるので、早めの接種をおすすめします。(内科医師)

おたふく風邪の予防接種は、1回だけの接種では十分な抗体が得られないこともあるため、2回の接種がすすめられているようです。おたふく風邪には深刻な合併症もあるので、就学前に2回目の接種をご検討ください。


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