食物アレルギー

7カ月で食物アレルギー症状…もう食べさせない方がいい?

食物アレルギーは、乳幼児のママにとって大きな心配ごとの一つです。アレルギーの原因や現在の症状について悩むママに対して、医師や看護師さんはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「食物アレルギーの原因と対処法は?」

0歳の子どもは、牛乳や乳製品を食べたり飲んだりすると、アレルギー症状なのか口の周りが赤くなってしまいます。以前テレビで、早くに様々な食品を摂取するとアレルギーになりにくいといっていたので7カ月で試したのですが、症状が出てしまいました。アレルギー症状が出たら、もう食べさせない方がよいのでしょうか。また、私が乳製品を好み、妊婦中もよく食べていたことが関係しますか。私も夫も食物アレルギーはありません。(20代・女性)

妊娠中の食べ方が赤ちゃんの食物アレルギーの原因とはいえない

妊娠中に、アレルギーの原因になりやすいといわれる食品を控えても、アレルギーが予防できるとはいえません。アレルギーの発症は子どもの体質によるものなので、親の遺伝の影響があるとも限りません。

以前は、妊娠期間中にアレルゲンとなりやすい食品、たとえば卵・牛乳・大豆・小麦・米などを食べない方がよいといわれていたこともありました。しかし、最近の研究では「妊娠期の除去食によるアレルギー発症予防効果は明らかでない」と結論づけられています。妊娠中に偏った食べ方ばかりすると、生まれてくる子どもが食物アレルギーになりやすいともいわれていません。(内科医師)
アレルギーを起こすのは、子どもの体質や周りの環境によります。両親、またはどちらかがアレルギー体質の場合、子どももアレルギー体質になる確率は高くなりますが、両親がアレルギー体質でなくても、子どもがアレルギーを起こす場合もあります。(産科看護師)

一度症状が出た食品は控え、初めてのものは少しずつ

症状の出た食品は控えましょう。初めてのものは単体で少しずつ、アレルゲンになりやすい食品は1歳過ぎから適量をあげるとよいです。食後は症状が出ないか様子を見てあげましょう。バランスのよい食事を心がけることも大切です。

特定の食品で、じんましんや皮膚の赤み、かゆみが出るようなら食べさせるのをやめましょう。初めて食べさせるものは、単体で、薄めて少量から始め、少なくとも丸一日は症状が現れないか様子を見てください。(産科看護師)
アレルゲンになりやすいといわれる食品は、1歳を過ぎてから、アレルギーが起こらないか注意しながら適量を与えた方がよいといわれています。そばやピーナッツは少量でアレルギーを起こしたり、1回目は大丈夫でも2回目に大きなアレルギーを起こすこともあるので注意が必要です。基本的にどの食材でも起きるときは起きます。毎日同じものばかりあげるようなことは避け、バランスよくいろいろな種類の食品を使った方がよいでしょう。(内科医師)

成長とともに改善することが多いので、様子を見て

食物アレルギーは成長とともに改善することもありますが、疑わしいときは自己判断せず受診も考えましょう。

今の段階でアレルギー検査をしても、判断が難しいと思います。小さい頃の食物アレルギーは成長とともに改善されることが多いので、様子を見てよいでしょう。(産科看護師)
0歳でアレルギーが起きても、その後、腸管免疫などが発達して食べられるようになることもありますので、アレルギーが起きたからといって落ち込まなくて大丈夫です。ただ、アレルギーが疑わしいときは、自己判断をせずに受診してください。(内科医師)

アレルギーは子どもの体質が関係しており妊娠中のママの食べ方や嗜好が、赤ちゃんの食物アレルギーの原因になるとはいえないそうです。症状が出た食品は控えた方がよいですが、成長とともに改善することも多いので、今は様子を見てみることも一案です。


2015/11/10

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