卵黄嚢

妊娠初期の赤ちゃんを育てる卵黄嚢について

「卵黄嚢(らんおうのう」って聞いたことがありますか?赤ちゃんの成長に関わる大事なものです。卵黄嚢はどういったものなのか、卵黄嚢が大きい場合は赤ちゃんに何か影響があるのかなど、卵黄嚢について詳しく解説していきます。ぜひ、勉強してくださいね。

卵黄嚢(らんおうのう)とは?

卵黄嚢とは、赤ちゃんのための栄養袋のことです。鶏卵でいえば黄身(栄養がつまった袋、胎児にとってはお弁当のようなもの)といえるでしょう。胎盤が完成するまでの間、赤ちゃんは卵黄嚢から栄養をもらって成長しています。卵黄嚢は最初に確認される頃は赤ちゃんと同じくらいの大きさですが、胎盤が大きくなるにつれて小さくなり、妊娠13週頃には胎盤に役目を引き継ぎます。その後の卵黄嚢は何の役目もしませんがそのまま残り、出産後に後産(赤ちゃんを産んだあと、胎盤などの不要物が剥がれ落ちること)となり流れ出てきます。

卵黄嚢(らんおうのう)が大きいと流産の可能性が高い?

卵黄嚢が大きい場合、栄養が赤ちゃんにうまくいっていない可能性があります。そのため、流産の可能性が高いと考えられています。卵黄嚢が大きすぎる場合、あまりいい兆候とは言えませんが、すぐに流産に結び付くわけではありません。赤ちゃんの心拍は確認できているか、赤ちゃんは成長しているか、そういった他のことも含めて医師は判断しています。卵黄嚢が大きいと言われたら心配かもしれませんが1週間ほど間をあけて、再度診断を受けましょう。赤ちゃんの心拍や成長が確認できれば、心配はいりません。

妊娠初期の流産確率とその原因について

流産とは、妊娠の早い時期に赤ちゃんが死んでしまうことをいいます。妊娠初期の流産は15~20%ほどと言われており、その原因の多くは胎児にあります。最も多い原因は赤ちゃん自体の染色体等の異常です。お母さんの運動や仕事量などが原因で流産に至ることはほとんどありません。

卵黄嚢の大きさだけでは判断することができませんが、流産の可能性が高いことだけは確かなようです。もちろん、卵黄嚢が大きくても順調に赤ちゃんが育っていれば、何の問題もありません。卵黄嚢が大きいと言われたら不安でいっぱいだと思いますが、赤ちゃんの生命力を信じて、次の診察を受けましょう。


2015/11/19

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