小児用肺炎球菌

7価は接種済み…小児用肺炎球菌ワクチン追加接種は必要?

抵抗力の弱い子どもたちを守るための予防接種。小児用肺炎球菌ワクチンは2013年から構成内容が変わりましたが、すでに接種を終わっていても、もう一度受け直した方がよいのでしょうか?

ママからの相談:「小児用肺炎球菌ワクチン13価の追加接種について」

息子は小児用肺炎球菌ワクチン7価の接種を終了しています。たまたま行った病院で13価の追加接種をすすめられましたが、かかりつけの小児科では特に必要ないとのこと。今後、幼稚園などでの集団生活を経験すると考えると、髄膜炎という重い病気から子どもを守るには接種しておいた方がよいのでしょうか。(30代・女性)

7価、13価ってどういうこと?

「7価」と「13価」。どちらも小児用肺炎球菌ワクチンには変わりないようですが、いったいどんな違いがあるのでしょうか。

肺炎球菌には90以上の種類がありますが、もともと特に重篤な症状を起こしやすい7種類の肺炎球菌の成分を使用したものを「7価」といいます。その7種類に、さらに6種類の成分を追加してより効果的になったものが「13価」です。13価ワクチンは欧米では以前から接種されていましたが、日本では2013年から導入されました。(産科看護師)

予防接種についての考え方は様々

子どもを危険な病気から守りたいのは家族も医師も同じはず。そこで指標ともいえる医師の意見が分かれると迷ってしまいますが、大方、追加接種には賛成との声が多いようです。

肺炎球菌は、集団生活で感染することが多いといわれています。おっしゃるように、髄膜炎などの重篤な合併症を起こすこともありますし、後遺症が残ったり生命に関わることもある怖ろしい病です。たしかに、小児用肺炎球菌ワクチンは任意で費用もかかるので追加接種は必要ないかもしれませんが、感染を防ぐためにはやはり、できるだけ接種しておくことをおすすめします。(産科看護師)
7価の接種を終えられているようですが、13価のワクチンを追加することで19A菌株による髄膜炎を予防できます。打っておいた方が安心です。(健康管理科看護師)
ワクチンに対しては人それぞれ考え方が違います。推奨している病院、していない病院、ワクチンを受けさせる親御さん、そうではない親御さんなど様々です。(健康管理科看護師)
ワクチンをしなくても肺炎球菌にかからないこともありますが、万が一ワクチンをしないで肺炎球菌にかかって髄膜炎を起こしてしまったら、親御さんはきっと後悔するでしょう。他の病院に相談してみてはいかがでしょう。(健康管理科看護師)

予防接種についての考え方は一人ひとり違います。どちらかだけが正しいということでもないようですが、危険な疾患や合併症から子どもを守るためには、受けておいた方が安全なようです。


2015/11/13

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