副乳

進化のなごり?もうひとつのおっぱい「副乳」とは

妊娠しておっぱいが大きくなってくると、ママになる実感が湧いて嬉しいですね。でも、わきの下やおなかにも膨らみがあると心配になりませんか?実はそれは、副乳というものなのです。どうしておっぱいは大きくなるの?副乳って何?そんな疑問にお答えします。

副乳とは?

両脇の下からおなかの左右、そしてももの内側などに小さなしこりや膨らみがあれば、それは副乳です。人間の乳房は現在2つだけですが、ほかの哺乳類にはもっとたくさんありますよね。つまり、副乳は進化のなごりなのです。副乳は生理になると少ししこりが大きくなったり痛くなったりすることがあるので、妊娠前から気付いていた人もいるでしょう。
実は、妊娠すると副乳からもおっぱいが出てくることがあるのです。副乳には母乳がでる乳口がないことが多い為、中に母乳がたまって乳腺炎を起こすこともあります。そんな時はお医者さんに相談するようにしましょう。薬で母乳の分泌を抑えることができます。

妊娠・授乳中におっぱいが膨らむ理由

おっぱいは主に15~20個の乳腺葉と脂肪でできています。例えるなら乳腺葉は母乳を作る工場の役割をしており、妊娠すると母乳の生産ラインを増やそうとして乳腺葉が発達します。そして、まわりにある脂肪が、この工場を守ろうとして増えるため、おっぱいが大きく膨らむのです。
乳腺葉の発達には、妊娠して急増する2つの女性ホルモンである「プロゲステロン」と「エストロゲン」が関係しています。プロゲステロンは母乳工場である乳腺葉を、エストロゲンは乳管を発達させます。母乳工場である乳腺葉からたくさんの母乳を運ぶには、母乳を運ぶ広い道、つまり発達した乳管が必要なのです。
また、おっぱいが大きくなると母乳がでてくることがありますが、妊娠中のようにたくさんでないのは、「エストロゲン」というホルモンが「プロラクチン」という母乳を作るように指令するホルモンをコントロールしているからです。赤ちゃんが産まれるとこの「エストロゲン」は減少、反対に「プロラクチン」が増え、母乳がどんどん分泌されるのです。

妊娠をするとどうしておっぱいが大きくなるのか、副乳とは何なのか、おわかりいただけたでしょうか。副乳が進化のなごりだなんて、驚きですね。ちなみに、赤ちゃんにおっぱいをあげている時は、「幸福ホルモン」が分泌されていることが分かっています。早く赤ちゃんにおっぱいをあげたいですね。


2015/11/20

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