腹部横径

みんな気になる!腹部横径(TTD)で何がわかるの?

超音波写真に書いてあるTTDやAPTD、なんだろうと疑問に思っていた人も多いのではないでしょうか。それらは赤ちゃんのどの部位なのかを示した英語の略です。中でも赤ちゃんの推定体重を出すのに使われる腹部横径(TTD)について紹介していきます。

腹部横径(TTD)ってなに?

腹部横径(TTD)とは、赤ちゃんの腹部の横幅の長さのことを言います。赤ちゃんのお腹は柔らかいため、圧迫されていたり赤ちゃんの向きが横を向いていたりすると実際の数値と誤差が生じている場合も多いです。

腹部横径(TTD)は推定体重を出すのに使う

腹部横径(TTD)は、赤ちゃんの推定体重を出すのに使用されます。もちろん、腹部横径(TTD)のみの数値で推定体重を出すのではなく、他の数値も合わせて使うことで推定体重を出します。

推定体重を出す際に使われる計算式は、胎児体重推定式と言われ、2種類あります。どちらの計算法も頭の重さと体部分の重さと足の部分の重さを別に計算することで、推定体重を出すような原理の計算式ですが、体部分の重さを出す際の計算方法が異なります。

頭部分の重さを計算するためには児頭大横径(BPD)と呼ばれる赤ちゃんの頭の大きさの値を使い、足の部分の重さを出すためには大腿骨長(FL)と呼ばれる赤ちゃんの太ももの骨の長さの値を用います。そして体部分の重さを出すのには、腹部周囲長(AC)と呼ばれる赤ちゃんのお腹周りの長さの値を使って重さを出す方法と、腹部横径(TTD)と腹部前後径(APTD)と呼ばれる赤ちゃんのお腹の前後を計った値と使って出す方法の2種類あります。

胎児体重推定式はどの病院でも同じなの?

以前は、胎児の推定体重を出す方法は統一化されておらず、病院によって違いが生じていました。そのような事態を打開するために1990年代から推定体重を出す方法を統一化しようという流れが生まれ、2003年の日本超音波医学会で正式に胎児体重推定式の統一化が採択されました。そのため、現在ではどの病院でも同じ胎児体重推定式を用いて赤ちゃんの推定体重を出しています。

赤ちゃんが大きくても小さくてもあまり気にしなくてもいいの?

お腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれて、「大きめだね」や「小さめだね」などと言われることも多くなります。ですが、そのような赤ちゃんの大きさのことは気にする必要はありません。大きめでも小さめでも健康であれば、大丈夫です。

また、赤ちゃんの大きさは胎内環境と遺伝的要因の2つの要素で決まると言われていますが、特別何かをする必要もありません。


2015/11/20

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