双子

双子出産のリスクは膜性(まくせい)で決まる!

双子の妊娠がわかったらビックリしてしまいますね!嬉しさも2倍!でも、不安も大きいものです。そんな双子を妊娠した時に知っておきたいのが「膜性診断」です。膜性診断って何?膜性診断でわかることは?そもそも双子の違いって?こんな疑問にお答えします。

膜性診断とは

膜性診断とは、赤ちゃんを包んでいる薄い膜の状態をエコーで診て、胎盤が1つしかないのか、それとも2つあるのか、赤ちゃんは一緒の部屋にいるのか、別々の部屋にいるのかを確認するものです。双子の妊娠・出産のリスクの程度を見分けることができます。診断ができるのは妊娠12週くらいまでです。この時に必ず受けるようにしましょう。それ以降は診断ができなくなってしまうので、注意してください。

胎盤がひとつである場合は何が問題なの?

胎盤が1つであるということは、1人分の生命維持装置を2人で共有している状態であるといえます。栄養が1人の赤ちゃんに偏り、成長に差ができてしまうことや、片方の赤ちゃんに一気に血液が流れ込み、もう一方の赤ちゃんへの血流が少なくなることが考えられます。最悪の事態になる可能性もありますので注意が必要です。(これを双胎間輸血症候群といいます)。また、赤ちゃんが1つの部屋にいる場合は、へその緒が絡まってしまう恐れもあるのです。

一卵性双生児と二卵性双生児の違いについて

1つの卵子に1匹の精子が受精して1つの受精卵ができあがります。そして受精卵が細胞分裂を繰り返し、子宮の中で1人の赤ちゃんになっていきます。これは、1人の場合でも双胎妊娠の場合でも同じです。そして、たまたまこの受精がふたつ同時に起こり、一緒に子宮の中で大きくなって生まれてくるのが二卵性の赤ちゃんです。血液型が違っていることもありますし、似ていないこともあります。胎盤も2つのことが多いのですが、とても近い位置にあるとくっついてしまうこともあります。
一卵性双生児は1つの卵子に1匹の精子から受精卵が作られます。そして、この受精卵が細胞分裂を繰り返している最中に2つに分裂してしまったのが一卵性双生児です。一卵性双生児はもともと1つ受精卵なので、基本的な遺伝情報は同じです。そのため血液型も同じで見た目も似ており、性別も同じです。胎盤が1つになりえるのは一卵性双生児ですが、必ずしも1つであるとは限りません。

一卵性双生児の分裂の時期による膜のパターンについて

1人の赤ちゃんは、必ず「絨毛膜」と「羊膜」の2重の膜に包まれています。二卵性双生児はそれぞれの赤ちゃんが2枚ずつ膜をもつので、必ず2絨毛膜2羊膜双胎(DD双胎)になります。一方、一卵性双生児は2人に分裂する時期によって膜のパターンが異なります。受精後3日以内はDD双胎、4~7日は1絨毛膜2羊膜双胎(MD双胎)、8~12日は1絨毛膜1羊膜双胎(MM双胎)となります。つまりMD双胎やMM双胎なら必ず一卵性双生児ですが、DD双胎なら一卵性の可能性も二卵性の可能性もあります。

不思議がいっぱいの一卵性双生児や二卵性双生児。その成長過程が少しはおわかりいただけたでしょうか。賑やかな生活を思い描きながら、楽しいマタニティライフを送ってくださいね。


2015/11/20

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