児頭大横径(BPD)係

2015/11/20

知ってる?赤ちゃんの頭が大きくなる病気とは?

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知ってる?赤ちゃんの頭が大きくなる病気とは?

赤ちゃんの成長は常に気になるものですが、もし「赤ちゃんの頭が大きめです」と言われたら心配ですよね。頭が大きくなる病気について、よく知っておきましょう。ここでは赤ちゃんの頭が大きくなる病気の原因と難産の関係についてご紹介します。

児頭大横径(BPD)とは?

児頭大横径とは、おなかの赤ちゃんの頭の横幅のことで、頭の左右のいちばん長い部分の直径を測定したものです。児頭大横径は超音波写真にはBPDと記されており、数値が書かれています。

赤ちゃんの頭の計測の方法とは?

超音波検査で測定します。また、この児頭大横径の値から妊娠週数や出産予定日を算出したり、また推定体重を算出することで赤ちゃんの発育状況を調べたりもします。

赤ちゃんの頭が大きい場合の原因とは?

赤ちゃんの頭が大きいと言われた場合、お母さんの体重増加や病気、遺伝などが考えられます。また、まれに赤ちゃんの頭を斜めに測ってしまったことが原因であることがあります。赤ちゃんは首を少し曲げているので、どうしても正確に測ることが難しいのです。この場合は、後日にもう1度測定することで確実な結果を得ることができます。数値はあくまでも推定の大きさなので、医師の測定技術によっても誤差が生じます。少し大きいくらいでは心配しすぎる必要はありません。

ただ、身体の成長に対して明らかに頭が大きい場合、赤ちゃんが病気を患っていることも考えられます。「水頭症」といって、脳脊髄液の循環や吸収に異常があり、頭蓋骨内に髄液が溜まって頭が腫れてくる病気です。また、ダウン症の赤ちゃんは頭が大きいと言われますが、頭の大きさだけでは判断することはできませんので、他の所見と合わせて総合的に判断していくのが普通です。

頭が大きいから難産であると決めつけるのは間違い?

赤ちゃんの発育が良く頭が大きいからといって、必ずしも難産になるとは言えません。ここで重要になってくるのがお母さんの骨盤の大きさと形です。頭の小さな赤ちゃんでも、お母さんの骨盤の幅が狭いと難産になる可能性が高く、赤ちゃんの頭が大きくても、お母さんの骨盤が広ければ安産になる可能性が高いからです。お母さんの骨盤の大きさに対して赤ちゃんが大きく難産が予想される場合(児頭骨盤不均衡といいます)、も医師から出産前に何らかの説明があり、対策として帝王切開などが検討されます。

赤ちゃんの頭が少しくらい大きいというだけで、心配しすぎる必要はないということはお分かりおおただけましたか?赤ちゃんの頭が大きい場合は病気や難産も考えられますが、医師から特に何も言われない限りは気にすることはありません。気になることは診察時にしっかり質問して心配事をなくすのはもちろんですが、お腹の赤ちゃんのためにもあまり心配しすぎずゆっくりと過ごすよう心がけたいものですね。


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