水溶性ビタミン

妊娠準備段階から積極的に摂取したい水溶性ビタミンとは?

妊娠中、過剰摂取に気をつけたいビタミンがあります。けれど、積極的に摂取したいビタミンもあるのです。では、どんなビタミンであれば積極的に摂取しても大丈夫なのでしょうか?そのビタミンが必要な理由も併せて、詳しく解説していきたいと思います。

水溶性ビタミンとは?

ビタミンには脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンがあります。脂溶性ビタミンは摂りすぎると身体に蓄積されるため、毒性や催奇形性の可能性があります。一方、水溶性ビタミンにはビタミンB群やC群が含まれ、妊婦が過剰に摂取してしまったとしても尿から排出されるだけで身体に蓄積されないため催奇形性の心配はありません。よく妊娠前から妊娠初期に不足すると赤ちゃんが脳や神経の奇形を生じやすいと言われる葉酸は、水溶性のビタミンです。

妊娠中の体の変化について

妊娠中は胎児に酸素を運ぶために血液量が1.5倍に増えます。そのため、ヘモグロビンや水溶性ビタミンが不足し、貧血になりやすい状態となります。他にも胃腸の働きが低下し、便秘になりやすくなるなど、妊娠中には体調不良が起こりやすくなっています。

特に摂取したい「葉酸」について

医学的にも葉酸は妊娠初期に積極的に摂取すべきだとされています。なぜなら、葉酸が欠乏すると胎児の奇形リスクを軽減できるとされているからです。葉酸は細胞の成長や分裂に欠かすことができない栄養素で、胎児においては神経を作ったり脳の発育を助けたりする働きがあります。ちなみに胎児の脳は妊娠6週くらいまでに完成するので、妊娠前から葉酸を摂取しておくことが望ましいのです。

その他、摂取したいビタミンB、C群

・ビタミンB6
ビタミンB6には、皮膚や粘膜を丈夫に保つ働きがあります。また、アミノ酸の代謝不良を整え、つわりを軽くする効果が期待できます。

・ビタミンB12
葉酸と一緒に摂取することで効果のある栄養素です。ビタミンB12は、赤血球のヘモグロビンの合成を促します。

・ビタミンC
コラーゲンの生成を助け、免疫力をアップさせたり、皮膚や骨、血管を丈夫にしたりと、欠かすことのできない栄養素の1つです。妊婦は鉄欠乏性貧血になりやすいのですが、鉄分と一緒にビタミンCも摂取するとさらに効果的です。

妊娠中の栄養素は赤ちゃんの成長に大きな影響を与えます。普段の食事で補えるものはいいのですが、不足しがちなものはサプリメントで補う必要があります。母体内で充分な栄養をもらって生まれてきた赤ちゃんとそうではない赤ちゃんとでは、身体的や精神的に違いがあることが知られていますので、妊娠準備段階からしっかり摂取しておきましょう。


2015/11/20

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