胎芽(たいが)

胎芽って何?妊娠初期の赤ちゃんの成長過程について

「胎芽」って聞いたことありますか?「胎嚢」や「卵黄嚢」は、どうでしょう?妊娠初期によく耳にするこれらの用語を詳しく解説します。また、赤ちゃんの成長過程についてもご紹介します。妊娠準備段階の人も、前もって知っておきましょう。

胎芽とは?

妊娠8~9週までの赤ちゃんのことは、胎児と呼ばずに胎芽といいます。この胎芽と心拍が確認できることが妊娠確定であるといえるでしょう。

胎嚢と卵黄嚢について

胎嚢は、赤ちゃんが入っている袋のことです。妊娠5週くらいになると、胎嚢が確認できるようになります。この胎嚢を確認することができれば、子宮外妊娠の可能性はないといえます。そして卵黄嚢とは、赤ちゃんが栄養を得るお弁当箱のようなものです。胎盤や臍帯(へその緒)から栄養を受け取るようになるまでの間、赤ちゃんは卵黄嚢から栄養を受け取って大きくなります。そして、赤ちゃんの成長とともに目立たなくなっていきます。

妊娠6週には心臓の動きが確認できます。赤ちゃんの心拍がしっかり確認できるということは、流産せずに育っているということです。妊娠7週の頃の赤ちゃんは人間らしいかたちとなり、2頭身に成長しています。手足の区別もでき、心臓や胃腸、肝臓などの臓器もできます。また、妊娠7週末の頃には脳や脊髄の神経細胞の約80%が作られ、目や耳や脳の神経が発達し始めます。胎盤や臍帯(へその緒)のもととなる組織もできあがり、羊水も少しずつ溜まるようになります。

胎芽の間、気をつけたい流産について

流産とは、胎児が胎外で生存できない時期の分娩であるとされています。妊娠22週未満の分娩のことを流産といい、ほとんどが妊娠12週までに起こる初期流産であるといわれています。流産は妊娠が判明した人の10~20%ほどでみられるもので、決して珍しいものではありません。また、胎芽が育っていないという状態は超音波検査でわかるので、本人に自覚症状がなくても診断することが可能です。

流産の原因の65~70%は、受精卵の染色体に異常が起こったためです。染色体異常は母体が高年齢であればあるほど確率が高くなります。また、不育症や習慣流産、卵巣ホルモン分泌不良も考えられます。一方、一般的によくいわれる「おなかをぶつけた」「ころんだ」などは、原因ではないと考えられます。

赤ちゃんのことを胎芽と呼ぶなんて、ご存知でしたか?妊娠が判明し、検診のたびに成長する赤ちゃんを見るのは嬉しいものですね。もしも流産してしまったとしても、母親の行動に原因がある確率は低いと考えられますので自分を責めないようにしましょう。


2015/11/20

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