卵膜

2015/11/20

卵膜(らんまく)ってなに?構造と役割、妊娠との関係

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卵膜(らんまく)ってなに?構造と役割、妊娠との関係

お腹の中の赤ちゃんを包む卵膜。卵膜はどのような構造をしているのか、どのような役割を果たしているのか、その仕組みを探っていきましょう。

卵膜(らんまく)の構造

卵膜とは、お腹の中の赤ちゃんと羊水を包む膜のことです。卵膜は3層構造になっており、外側から脱落膜(だつらくまく)、絨毛膜(じゅうもうまく)、羊膜(ようまく)に分かれています。非常に薄い膜なので、分娩直前には卵膜を通して膣から赤ちゃんが透けて見えます。

層別の構造と役割

卵膜のそれぞれの層の構造と役割を説明します。

一番外側にある脱落膜は、子宮内膜が受精卵の着床によって肥大、増殖したものです。脱落膜の一部は胎盤を構成するようになります。脱落膜の内側にある絨毛膜はその名のとおり表面に多数の絨毛突起があり、栗のイガのような外観をしています。絨毛膜には母体の血液から栄養を吸収する働きがあります。一番内側の羊膜は血管を持たない半透明の膜があります。

卵膜の働き

赤ちゃんを包む卵膜は、出産時に破裂して羊水を母体の外に流します。これが破水です。流れ出した羊水は産道を清めて赤ちゃんを通りやすくする役割があります。

陣痛がなかなか来ない人のために陣痛を促す方法のひとつに「卵膜剥離」があります。これは、医師が経管、子宮下膜と卵膜の間を指ではがす方法です。痛みと出血が伴いますが、卵膜をはがすことが刺激になって陣痛が始まることがあります。


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