牛乳アレルギー

牛乳アレルギーの孫、牛乳を飲まなくても元気に大きくなれるの?

現代は多くのママや家族が子供の食物アレルギーに気を配る時代です。医療・ヘルスケアの専門家に悩みを相談できる「なるカラ」にも、3歳になる孫の牛乳アレルギーに悩む60代女性から相談が寄せられていました。孫の食物アレルギーの悩みに、看護師さんはなんと答えているのでしょう?

60代女性からの相談:「3歳の孫が牛乳アレルギーのようですが、まったく牛乳を飲まなくて栄養は大丈夫なのでしょうか?」

孫が牛乳アレルギーとわかったけれど、牛乳は栄養があるし、まったく飲ませないのはかわいそうなのでは?と心配する60代女性からの相談です。

3歳の男の子の孫がおります。娘の子供です。先日、シチューをあげたら、顔中が真っ赤になり、15分ぐらいで赤みは引きましたが、どうやら乳製品のアレルギーではないかとのことでした。娘はそれから一切乳成分の入っている食べ物を孫にあげていないようです。私としては、少しずつでも慣れさせていけば、食べられるようになるのではと思いますが、娘はそうではないといいます。牛乳は栄養がありますし、食べられないほうがかわいそうな気がします。今の時代、アレルギーとどのようにつきあっていけばよいのでしょうか?(60代女性)

アレルギーの重さによっては少し食べただけでも命の危険にさらされる!

「アレルギーによって気管や食道の粘膜に蕁麻疹がでると呼吸ができなくなり危険な状態になります」と看護師さんが教えてくれました。「ちょっとだけなら…」という考えは改めたほうがよさそうです。

アレルギーといっても皮膚が赤くなる程度であれば時間の経過でおさまりますが、蕁麻疹がでる場合、皮膚だけでなく、気管や食道などの粘膜にでている可能性もあります。気管に蕁麻疹がでた場合、気道を狭窄して(気管が狭くなって)呼吸困難に陥り、命を落としかねません。はっきりアレルギーとわかっているのであれば、牛乳は与えないほうがよいです。(産科・婦人科看護師)
少しずつ与えて慣れさせようというのは今の段階では危険を伴う可能性があります。成長とともに、抵抗力もつき、自然と食べられるようになる場合があります。(産科・婦人科看護師)
1年、2年と経つうちに軽くなることが多いので、焦らず、一つ一つ娘さんに食べられるものを聞きながら調理をするのがアレルギーに対処する方法です。「孫は牛乳を摂取すると具合が悪くなる」と考えて与えるのを我慢してください。(看護師)
アレルギーの検査をして反応があっても症状がでない子供もいますし、逆に、反応がなかったのにアレルギーを起こす子供もいます。あくまで目安として、反応があったものは避けるほうがいいでしょう。食べさせるかどうかは検査結果、孫の成長、医師からの助言をふまえて検討するのがよいです。(産科・婦人科看護師)

牛乳を飲まなくても栄養に問題はありません

「栄養も、現代では他の色々な食材でカバーできるので心配いりません」と看護師さんは言っています。カルシウムやタンパク質など人間にとって大切な栄養素は、牛乳以外のものからも十分摂取することができます。

牛乳に栄養があるといっても、カルシウムなら魚、海藻類、タンパク質なら大豆などの豆類からも摂取できます。乳製品がだめならアイスは食べられませんが、かき氷は食べられます。現代はたくさんの食材があり、色々なものから栄養がとれるので、特に牛乳にこだわる必要はありません。(産科・婦人科看護師)

アレルギーと知っていても「ほんの少しだけなら大丈夫」と思いがちですが、アレルギーの重さによっては子供が命の危険にさらされることがわかりました。食物アレルギーが疑われる場合は医師の指導を受けている娘さんの意見を尊重し、経過を見守るのが最善かもしれません。


2014/10/14

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