ブイバック(VBAC)

二人目は経腟分娩で!ブイバックはどんな場合にできるの?

1人目の出産は帝王切開分娩だったけれど、2人目は経膣分娩で産みたいとお考えのお母さん。ブイバックはどんな場合に可能なのか、ご存知ですか?ブイバックを行なえる条件や、経膣分娩・帝王切開のメリット・デメリットをご紹介します。

ブイバック(VBAC)とは

前回のお産で帝王切開分娩を経験した方でも、経腟分娩を試みることを「ブイバック」といいます。通常は、前回のお産が帝王切開であった場合は、分娩時の子宮破裂を回避するために、帝王切開術が行なわれます。前回、帝王切開になった原因や子宮の切開方法により可能であるかどうかは変わってきます。逆子など、次の出産方法に影響しないことが原因であった場合はブイバックが可能な場合もあります。ただし、ブイバックは行なわない方針の産院が多いので、産院選びの段階から確認が必要です。

ブイバック(VBAC)を行える条件

ブイバックを行なえる条件としては5つあります。

・既往帝王切開数が1回であること
・既往帝王切開術式が子宮下部横切開で、その術後経過が良好であったこと
・児頭骨盤不均衡(母体の骨盤に比し胎児の頭が大きすぎる)がないこと
・子宮体部筋層の手術既往(子宮筋腫核手術など)あるいは子宮破裂の既往がないこと
・緊急帝王切開および子宮破裂に対する緊急手術が可能であること

この5つの項目をすべて満たしているばあいにのみ、経膣分娩を選択できると考えられています。

ブイバック(VBAC)を決断する前に知っておきたい、経腟分娩と帝王切開のメリット・デメリット

・経腟分娩のメリット・デメリット
経膣分娩のメリットは、より自然な分娩が期待できるところです。成功すれば出血量の減少や感染症のリスクの減少など、帝王切開に伴う危険性を回避することができます。また、予定帝王切開よりも短い入院期間ですみ、分娩費用が安くなります。

経腟分娩のデメリットとしては、子宮破裂の発生率が高いことや、破裂箇所の修復術や子宮摘出術などの手術のリスクが増加することが考えられます。

・帝王切開のメリット・デメリット
帝王切開のメリットは、子宮破裂の回避が期待できることです。また、それによる母子への危険も回避することができます。デメリットとしては、出血量が増加し、輸血や感染の頻度が増加することなどがあげられます。また、それによって合併症の危険性が高まることが考えられます。

「1人目が帝王切開だったから、次は自然なかたちでお産がしたい」そう思う人は、まず産院選びの際、その産院がブイバックが可能かどうか確かめるようにしましょう。そして可能であったりとしても、そのメリット・デメリットをよく理解したうえで決断するようにしましょう。


2015/11/26

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