HBs抗原検査

HBs抗原検査ってなに?妊婦に必要な理由と検査時期

妊娠初期に受けておきたい検査、HBs抗原検査とは何でしょうか? HBs抗原検査はB型肝炎ウイルス感染の有無を調べることができます。妊婦さんの場合はこれから生まれてくる赤ちゃんへの感染予防のために、検査を受けることが重要です。

HBs抗原検査って何?

HBs抗原検査とは、B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べる検査のことです。B型肝炎は、肝臓に発症する病気で急性肝炎や肝硬変、肝臓がんの発症要因にもなります。陽性の方すべてが肝炎にはならず、自分で気がつかない人もいます。感染しても自然に治る人も多く、発症する人は3分の1ほどとされています。しかし感染力が高いウイルスですので注意が必要な病気です。

妊婦健診でなぜこの検査をするのかというと、お腹にいる赤ちゃんに感染してしまうリスクがあるからです。検査では感染しているか否か、過去に感染したことがあるか否かということがわかります。

感染の経路には不特定多数の方との性交渉が現代では主な原因とされています。海外で感染して持ち帰ってきてしまうこともあるようです。ウイルスは血液や体液を介して感染します。1986年以降は出生時に赤ちゃんにワクチンを接種して予防する対策がとられています。

感染状況を知るには?

感染状況を知るには、血液検査をします。結果は1週間後以降に出ることが多いでしょう。HBs抗原の有無を検査して陽性の場合は、HBe抗原の有無も調べます。妊婦さんでは200人に1人がHBs抗原陽性、そのうち25%がHBe抗原に陽性反応があると言われます。陽性となった場合には、お腹の赤ちゃんへの感染予防対策が施されます。感染していると予想される人は若年層のほうが低い傾向にあります。

妊婦健診で行う時期

HBs抗原検査は妊娠初期に行います。妊娠8週目前後に行い、母子手帳にも実施日が記されます。B型肝炎ウイルスで注意したいのは自分が感染者ではなくても、性交渉や輸血などで感染するルートがあることです。また1986年位以前に生まれ、ワクチン接種をしていない場合は、体内にウイルスが潜伏している場合もあります。まずは妊娠したら、赤ちゃんへの感染を防ぐためにも、検査を積極的に受けることをおすすめします。

HBe抗原陽性の場合は100%、陰性であっても10%が産道感染すると言われています。出産後は赤ちゃんのワクチン接種スケジュールを把握することが大切です。B型肝炎ウイルスを持っている場合、一般の方より、肝炎などの病気にかかりやすいと思われますので、早めに医師に相談し日常から健康維持につとめるようにしたいですね。またパートナーにも血液検査を受けてもらい、感染予防について一緒に考えることもおすすめします。


2015/11/26

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