着床

2015/11/26

妊娠が成立するのはいつ?着床で体に起きる変化とは

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妊娠が成立するのはいつ?着床で体に起きる変化とは

受精卵が子宮内膜に到達し、根を張って母体と結びついた状態が着床です。受精卵が子宮内膜に根を張るときに子宮壁に傷をつけて出血する場合があり、これを着床出血といいます。しかしこの出血は生理であると勘違いされてしまうことも多いようです。妊娠に早く気付けばいろいろな準備が十分にできますよね。着床について説明していきます。

着床で妊娠が始まる!

精子と卵子が結びつくことを授精と言い、受精した卵子は受精卵と呼ばれます。受精卵になれば、もうほぼ妊娠確定といったイメージがあるかもしれませんが、実は受精卵になったからと言って、必ずしも妊娠につながるとは限りません。

たとえば、体外受精や顕微授精の場合は精子と卵子を授精させ受精卵になった後に受精卵を子宮内に戻します。受精卵を体内に戻しても100%妊娠するわけではないのです。妊娠するためには受精卵が着床する必要があります。

精子と卵子は受精した後、ゆっくりと細胞分裂を繰り返しながら発育していき、そして、1週間~10日位の期間をかけて子宮に到達します。子宮内膜に到達すると、受精卵は少しずつ根をおろしていきます。そして、ついに受精卵が母体と結びつくことを「着床」と言い、やっと妊娠に至ります。時期的に言えば、だいたい3週目前後が着床の時期になります。

また、受精卵が着床する可能性はそれ程高いものではなく、20~30%程度の確率しかないと言われています。

もし、子宮内に着床せず、卵管内などで着床してしまった場合、子宮外妊娠となります。
子宮外妊娠の場合、母体の命が危険になる可能性もあります。そのため、そのような異常妊娠を防ぐためにも、妊娠初期の検診が必要になります。

妊娠超初期、着床後に体に起きる変化とは?

着床に至る時期、すなわち妊娠が成立する時期というのは、だいたい3週目頃ですが、3週目というのは、4週目に生理が来ると過程すれば、ちょうど次の生理予定日の1週間くらい前ということになります。 

最近の妊娠検査薬の中には精度の高いものが多く、妊娠していれば4週に至る前、つまり、次の生理予定日以前に陽性の結果が出ることもあるようです。とは言え、着床直後では、まだ陰性になる可能性が高いでしょう。しかし検査薬が陰性でも、着床後には以下のような体の変化が表れます。

・下腹部痛を感じる
・胸が張ったりチクチクしたりする
・貧血のような症状を感じる
・体がだるかったり疲れを感じたりする
・トイレが近くなる
・吐き気がする
・高温期に入り、体があつく感じられる
・おりものが増える
・着床出血が起きる

症状を感じないという人の方が多いかもしれませんが、このような症状があった場合にはなるべく早く病院を受診するようにしましょう。

着床出血とは?通常の生理との違いや見分け方は?

着床後に起きる変化の一つとして、着床出血があります。受精卵が子宮内膜に潜り込んでいくとき、絨毛は子宮内膜の組織を少しずつ溶かしながら根を張ろうとするのですが、そのときに子宮壁が傷ついてしまうことがあります。子宮壁に傷がつき、血管の一部が破れることによって出血するのが着床出血です。

着床出血は妊娠すると必ず起きるわけではなく、着床しても出血がないことも多いようです。また、着床出血が起きた場合も次の生理予定日が早まったと考えて着床出血を生理と勘違いしてしまう人も少なくありません。

妊娠を希望している人が出血した場合、着床出血なのか生理が早く来たのか悩んでしまうこともあるのではないでしょうか?着床出血と通常の生理を区別する方法はないのでしょうか?

一般に、着床出血の場合は出血量が少なく、鮮血というよりは茶色いおりものに近い状態といった場合が多いようです。

でも、量や色だけでは、はっきりと区別するのは難しいですよね?
生理だって重かったり軽かったり、その時によって違いますし、また個人差もあるでしょう。
そこで、区別するために着目したいのが基礎体温です。ただし基礎体温で区別するには、常日頃から計測する習慣をつけておく必要があります。

着床出血の場合、妊娠が継続するために高温期が続いています。もし基礎体温が下がっているのであれば生理である可能性が高いです。

超初期の妊娠は流産の可能性も高くなります。そのため、全く体に変化が見られることもなく、気づかないうちに流産しているような場合も意外と多くあります。いつもの生理と違うと感じたらまずは産婦人科などを受診してみるのが良いでしょう。


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