内診

2015/11/26

見られたり触られるのに抵抗が…というママ必見!内診の必要性と重要性

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見られたり触られるのに抵抗が…というママ必見!内診の必要性と重要性

産婦人科での内診は、女性にとって大変デリケートなことです。そのため、不安になったり、恥ずかしかったりするのは当然です。なぜ内診が必要なのか、内診で何を診ているのか、その意味を正しく理解し、内診への不安を少しでも減らしていきましょう。

内診とは

「内診」とは、産科・婦人科の医師や助産師によって行われる診察方法の一つです。「内側を診る」という言葉からも分かる通り、指または専用の器具を用いて、膣内や子宮、卵巣の状態を診察します。妊娠の判定や検診の他に、子宮がんの有無、婦人科の病気を調べる際にも行われ、産科・婦人科では日常的な診察方法です。

さまざまな内診の方法

内診では下着を脱いでから「内診台」と呼ばれる診察台の上に座り、開脚姿勢をとります。内診台に座ることに最初は抵抗を感じるかもしれませんが、診察の様子が患者側から見えないようにカーテンで仕切られるなど、配慮されている病院も多くなっています。すべての妊婦さんが受けるとても大切な診察なので、体の力を抜いて受けましょう。

妊婦検診の内診には、主に3つの方法があります。双合診、膣鏡診、経膣超音波検査です。

双合診では、片手の指を膣に挿入し、もう片方の手でお腹を押さえ、子宮口や子宮全体を間接的に触って診断します。

膣鏡診では、膣鏡(クスコ)と呼ばれる器具を挿入し、膣を押し広げるようにして観察します。器具を子宮口の近くまで挿入するため、痛みを伴う場合もあります。

経膣超音波検査では、直径3センチほどの棒状の器具(経膣プロープ)を膣内に挿入し、子宮内の様子を超音波で観察します。

この他にも、視診、触診などがあり、妊娠時期によっても内診の内容は変わります。

内診で診断すること

外陰部や膣の状態、おりものの状態、子宮膣部の様子を診ることで、炎症を起していないか、出血していないか、悪い菌が繁殖していないかを確認します。
子宮の大きさや形、位置、向き、硬さ、可動性、圧痛の有無を診ることで、正常妊娠の診断、流産兆候の有無を確認します。また、卵巣の位置、大きさ、腫れ、周囲の臓器との関係などを診ることで、卵巣異常の有無を確認します。

妊娠初期の内診では、子宮筋腫が発見されることがあります。その場合は、周囲との癒着の状態、筋腫の位置を確認し、大きくなっていないかなどを確認します。他にも、子宮頚部の細胞を少し擦り取って検査を行い、ガンの有無を確認します。

同時に、膣分泌物の検査も行われる

膣分泌物とは、膣壁から分泌される無色透明の粘性のある液体で、一般に「おりもの」と呼ばれるものです。この検査で、「膣内雑菌」「カンジダ」「B群溶血性連鎖球菌(GBS)」に感染していないかどうかの確認を行います。

検査では、専用の細菌培養キットを使用します。内診の際に、長い綿棒のようなものを用い、膣内の分泌物をこすり取り、それらを培養液の中に入れて観察します。すぐに検査結果がでるわけではないので、次回の検診時に結果が報告されます。

いずれかの検査に陽性反応が出た場合、分娩までに適切な治療を行い、母子感染を防ぐよう治療を行います。

内診は安産のために必要不可欠なもの。嫌がらずにリラックスして受けよう

多くの女性が、内診に対して恥ずかしさや不安、恐怖心を抱きます。内診の必要性や内診の意味を正確に理解することで、その不安や恐怖心を少しでも減らしていきましょう。
内診時には下着を脱ぐため、着脱しやすい簡単な服装で行きましょう。また、内診後は少量の出血を伴う場合もあるので、おりものシートや着替えを持っていくとよいでしょう。事前に準備することで、慌てず、余裕を持つことができます。

内診を受ける前に、医師に直接自分の意思を伝えることで自分が安心して診てもらえるかどうか確認することも良いでしょう。内診を受けている間は、なるべくリラックスし、下半身の力を抜きしましょう。内診は女性の体を正しく診察するために最も重要なものです。気負わず、気楽な気持ちで受けましょう。


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