稽留流産

2015/11/26

稽留流産(けいりゅうりゅうざん)の徴候と症状、原因について

この記事の監修/執筆

専門家監修記事

稽留流産(けいりゅうりゅうざん)の徴候と症状、原因について

妊娠初期(22週未満)に赤ちゃんが亡くなってしまうことを流産と呼びます。中でも妊娠12週未満で流産される方が多く、全体の8割にものぼります。12週未満は胎盤が形成される大切な時期です。初期流産に多い「稽留流産」について知っておきましょう。

稽留流産とは

赤ちゃんが亡くなったまま、お母さんの子宮の中に留まっている状態を稽留流産といいます。

症状の現れ方と徴候について

痛みを感じたり出血があったりということはなく、自覚症状がないのが特徴です。また、胎盤や胎嚢が残っていて成長することがあるのでつわりが発生する人もいます。そのため妊娠検診で超音場検査を行って初めて流産がわかるというケースも多くあります。

兆候としては、以下のものがあります。
・胎児が現れるはずの妊娠6週目から7週目になっても胎児が確認できない
・胎児は確認できたが心拍の確認ができない
・心拍は確認できたがその後に確認できなくなる

稽留流産の原因

初期流産の原因は、先天的なものが多いとされています。主に受精卵の染色体に異常があって着床や細胞分裂が止まってしまうことが要因だと考えられています。また、最近は子宮組織の代謝異常により赤ちゃんが育ちやすい胎盤ができなかったことも原因として考えられています。

稽留流産と診断されたら

妊娠を継続することができない為、子宮内の赤ちゃんや胎盤などの付属物を取り除く「子宮内容除去手術」を行います。自然の流れで母体から出てくるのを待つこともありますが、その場合、進行流産になり強い腹痛や大量出血を引き起こす可能性があります。一般的には診断から1週間後くらいに手術を行うか医師が判断します。手術時間は10分程度です。また、稽留流産と診断されて手術を行った場合、次の妊娠まで半年以上の期間をあけるよう推奨されています。

稽留流産の予防法について

初期流産は胎児側の理由によることが多いので、予防法は限られています。ウォーキングなどの軽い、適度な運動は効果的です。一日20分から30分程度行うと良いでしょう。また、洗濯や掃除などの家事で体を動かすのも良いですね。運動不足を解消することで、血行不良を改善することができます。血行がよくなると子宮組織の代謝も良くなり、赤ちゃんが成長しやすい体づくりに繋がります。なるべくストレスは溜めないようにすることも大切です。

ただし、重い物を持ったり激しい運動をしたりすると体の負担になりますので控えましょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加