妊活と葉酸

2015/11/26

葉酸のここはおさえておきたい!摂取のポイント

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葉酸のここはおさえておきたい!摂取のポイント

妊娠したら必ず摂ることを勧められる葉酸。では何故葉酸がそこまで妊婦に必要とされているのでしょうか。葉酸とは一体何かという基礎知識から、摂取ポイントまで解説します。

葉酸とは

葉酸は緑黄色野菜をはじめ、豆類、レバー、海藻などに多く含まれるビタミンB群です。水溶性ビタミンに分類されます。

葉酸が必要な時期って?

特に葉酸が必要と言われている時期は、実は妊娠前1ヶ月間〜妊娠3カ月までとされています。何故妊娠前からの摂取を推奨されているかというと、葉酸にはマタニティーブルーを抑制する作用や、悪性貧血、食欲不振、下痢といった症状を改善する栄養素が含まれているからです。更に、妊娠初期の4〜12週にかけては赤ちゃんの細胞分裂が最も活発な時期であり、この時期に葉酸が不足していると赤ちゃんが「神経管閉鎖障害」を起こしやすいと言われているからです。

国が推奨する妊婦さんの1日の葉酸摂取量の目安

日本人が日常的に食事で摂取しておきたい葉酸の摂取量は、成人女性で1日240μg(マイクログラム)ですが、妊婦さんの場合この倍の480μgが必要であるとされています。この量を実際の食事に置き換えると、ほうれん草1株30gに対して含まれる葉酸が63μgであることから、ほうれん草約8株分にも相当します。しかも葉酸は水溶性の性質から加熱すると養分が溶け出してしまい、含有量はおおよそ半減してしまうのです。よって厚生労働省はサプリメントによる葉酸の摂取を1日400μgすることと、食事からの摂取を合わせて必要分の葉酸を補給出来るように推奨しているのです。

摂り過ぎ注意?葉酸の1日の上限摂取量

しかし手軽に葉酸を摂取出来るからと言って、たくさん摂りすぎるのも良くないとされています。厚生労働省の通知によると、「1日あたりの葉酸摂取量は1000μgを限度とし、それを超えるべきではない。」とされており、過剰摂取をした場合には、不眠症・吐き気・食欲不振・アレルギー反応などを母体に引き起こす原因となる可能性があるということです。更に赤ちゃんが産後小児喘息になるリスクも高まるという研究報告も出されています。

つまり葉酸の摂取は、日頃からのバランスの良い食事を心掛けた上でサプリメントで補助するのが良いということを覚えておいてください。


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