心拍パターン

心拍パターンの異常ってどんな状態?胎児の心拍数の基準

赤ちゃんの心拍数は比較的早い妊娠週数から調べることができます。もしも、赤ちゃんの心拍数が早かったり遅かったりしたら、どういう異常があると診断されるのでしょうか。赤ちゃんの心拍数の基準もあわせてまとめてみました。

赤ちゃんの心音はどうやって調べるの?

赤ちゃんの心音は、妊娠初期では経膣超音波によって調べることができます。また、妊娠12週を過ぎると聴診器を使ってお母さんのお腹越しでも聞き取ることができます。最近ではおなかの赤ちゃんの心音を聴くことができる聴家庭用の診器や胎児ドップラーも販売されていて、家庭でも胎児の心音を聴くことができます。また、分娩中は赤ちゃんの心音の状態をモニターするために分娩監視装置が使われます。

心拍数や心音のリズムで何がわかるの?

赤ちゃんの心拍数や心拍数や心音のリズムを確認することで、脈の状態が判断できます。脈が早すぎたり遅すぎたり、リズムが一定でないなどの状態が分かると、心臓に欠陥がないかなどをチェックすることができ、胎児機能不全の発見にもつながります。また分娩中に赤ちゃんの心音が下がったときなどは赤ちゃんが苦しくなっていることを示す危険なサインです。このような場合は早く出産させないと、低酸素症などにより後遺症が残ってしまう恐れもあります。

心拍パターンの異常とは

通常の胎児心拍数は110~160回/分といわれています。そして、心拍が100回/分以下に下がることを徐脈といいます。子宮収縮(陣痛)が来ると、胎児は一時的に徐脈になることがありますが、陣痛が去るとすぐに元に戻ります。また、赤ちゃんの心拍数が1分間に180回以上ある状態が続くと、胎児頻脈性不整脈の可能性があると診断されます。状態がよくないときは早めに出産し、赤ちゃんに薬を投与する、除細動器を使うなどして不整脈の治療を行います。

少しでも正常範囲を超えると危険?

心拍数の早い・遅いは正常範囲をもとに判断されますが、その範囲からわずかに外れているからといって必ずしも赤ちゃんが危険な状態であるとはいえません。少し高めであっても、胎動にともなって赤ちゃんの心拍数が一時的に増加しただけで、また正常範囲内に戻るので心配いりません。これは一過性頻脈といい、赤ちゃんが元気に動いている証拠なのです。
またお腹の中で動いた際に一時的に頭部が圧迫されるなどして軽度の徐脈になる場合があります。これも一時的なものであり、繰り返し起こるのでなければ心配ありません。

検査で早め・遅めであると言われると心配になってしまいますが、心拍数については正常の範囲内であれば心配はいりません。心拍数の数値は赤ちゃんの動きや日によって変わることが自然なことなので、あまり気にしすぎなくても大丈夫ですよ。


2015/11/27

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