分娩第2期

分娩第2期って?医療行為される場合があるの?

子宮口が全開(10cm)になってから赤ちゃんが生まれるまでの間を分娩第2期といいます。分娩第2期ではタイミング良くいきんで赤ちゃんを出すのですが、必要に応じて会陰切開や吸引分娩などの医療行為が行われる場合があります。

分娩第2期ってどういう状態?

分娩第2期とは、子宮口が全開である約10cmに開いてから赤ちゃんが生まれるまでの間のことです。子宮口が全開大になるまではいきみたくなってもいきむことを必死に我慢してきましたが、分娩第2期に入るといきみ逃しをする必要がなくなります。助産師や医師のアドバイスをよく聞き、陣痛の波に合わせてタイミング良くいきむようにしましょう。

何度かいきんでいると、赤ちゃんの頭が見え隠れするようになります。この状態が「排臨」(はいりん)です。そして、赤ちゃんの頭が見えたままの状態である「発露」(はつろ)になると、いきまなくても自然な陣痛により赤ちゃんの頭は少しずつ出てくるのが一般的です。発露になったら「ハ、ハ、ハ、」と短く浅い呼吸にして身体の力を抜きます。赤ちゃんの体が出てきて、赤ちゃんの誕生となるのです。

分娩第2期の所要時間は数分の人もいれば、3時間以上かかる人もおり、個人差があります。分娩第2期は平均では初産婦で1~2時間、経産婦であれば、30~1時間で終わる人が多いようです。

分娩第2期に行われる医療行為ってどのようなものがあるの?

子宮口が全開になった分娩第2期でも、お産の状態に応じて医療行為が行われる場合があります。分娩第2期で行われることの多い医療行為を紹介していきます。

初産などで長時間のお産になってしまっており、産婦の体力が限界に近いと判断されたときなどに使われるのが、陣痛促進剤です。分娩第2期以外でも、破水したけれどなかなか陣痛がこない場合や、42週過ぎても陣痛がこない場合に使用されます。陣痛促進剤は、錠剤タイプのものや点滴タイプのものがあり、その時々によって使い分けることも可能です。

会陰切開は、会陰が柔らかくなっていないのに赤ちゃんの頭が出てきてしまい会陰が裂けてしまうという事態を防ぐために行われる医療処置です。会陰切開をせずに会陰が裂けてしまった場合に比べ、あらかじめ会陰切開していると、傷口もきれいで治りやすいと言われています。

赤ちゃんが産道の途中で止まってしまった場合、そのままでは酸素不足になってしまうので赤ちゃんを外から引っ張るという処置が取られます。それが、吸引分娩です。吸引分娩では、シリコンか金属製のカップを赤ちゃんの頭につけ外に引っ張ります。

吸引分娩と似たような医療行為に鉗子分娩というものがあります。吸引分娩で引っ張っても出てこない赤ちゃんを、大きなヘラが2枚ついたような道具で引き出すことができる医療分娩の方法です。

分娩第2期に行われる医療行為は、ママと赤ちゃんの状態に合わせて必要なときに行われます。あらかじめどんな医療行為があるか知っておくと良いでしょう。


2015/11/26

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