ラマーズ法

ラマーズ法での呼吸法のポイントまとめ

「ヒッ、ヒッ、フー」というお産の時の呼吸法はみなさんご存知かと思います。今回はそのラマーズ法での呼吸法について、注意点なども踏まえてご紹介していきたいと思います。詳しく知らなかった方も、これを読めばラマーズ法が完璧にマスターできますよ!

ラマーズ法とは?

創案者であるフランスのラマーズ博士にちなんで名づけられた呼吸法です。「ヒッ、ヒッ、フー」のイメージが強いラマーズ法ですが、一番の特色はお産の進み具合(陣痛の強さ)に応じた呼吸法を行うことです。もう一つの特色は「立ち会い人」の存在で、パパや助産師などが側で励まし、時には同じ呼吸法を行うことでママも呼吸法を行いやすい環境をつくります。

大切なポイントは次の4つです。

1.出産のメカニズムをよく理解しておく
2.呼吸法を行なう
3.信頼できる人に立ち会ってもらう
4.自分自身の力で産むんだというポジティブな考え方をもつ

これらを行なえば、必要以上にお産に対して心配する必要がなくなり、陣痛時は呼吸法に集中することで痛みから気をそらすことができます。そのうえ、お母さんの体にも赤ちゃんの体にも必要な酸素を送ることができるのです。

ラマーズ法での深呼吸について

ラマーズ法は出産の進行(陣痛の間隔や子宮口の開き具合)によって呼吸のリズムを変えていきます。ちなみに、3秒くらいかけて鼻から空気をゆっくり吸い、また3秒かけて口からゆっくり吐きます。これが基本の呼吸リズムです。

・まだ余裕がある時
ゆっくりと深呼吸を行ないます。鼻で息を吸い、ゆっくりと口から吐きましょう。

・陣痛がきつくなってくる時
陣痛がきつくなってきたら「ヒッ、ヒッ、フー」の呼吸リズムを行ないます。まず深呼吸し、短く「ヒッ、ヒッ」と2回息を吐いた後、「フー」と深く長めに吐きます。

・いきみのがしの時
陣痛の波が1~2分間隔になって、いきみたくなった時は、「ウン」をプラスした呼吸リズムでいきみのがしをします。まず深呼吸をし、「ヒッ、ヒッ」と短く吐いて、「フー」と息を長く吐いたら、次は口を閉じて「ウン」と鼻から息を抜くように吐き、いきみのがしをします。

・いきむ時
いよいよいきむ時がきたら、陣痛の波に合わせて2回深呼吸し、3回目で息を止めていきみ続けます。

・頭がでる時
赤ちゃんの頭がでる時には、口をあけて「ハッ、ハッ、ハッ」と短く呼吸します。そして赤ちゃんの頭がでてきたら、全身の力を抜くように「フー、フー」と深くゆっくり呼吸します。

ラマーズ法のメリット

陣痛があまりにも痛いとき、つい呼吸を止めてしまうお母さんは多いものです。しかし呼吸を止めてしまうと赤ちゃんに必要な酸素が十分に送れなくなり赤ちゃんが苦しくなってしまうほか、お母さんの身体にも余計な力が入り体力を消耗してしまいます。ラマーズ法では意識して呼吸を行うことで赤ちゃんに十分な酸素を送り、お母さんの身体もリラックスする効果があります。また呼吸に集中することで陣痛、分娩への痛みを和らげる効果があるとされています。

ラマーズ法での注意点とは?

実際の分娩時には陣痛の痛みとパニックで呼吸法どころではなかったという方もいます。痛みで力が入ってお母さんの呼吸が止まってしまうと、赤ちゃんの酸素が不足してしまうので、お母さんは息を止めずにしっかりと呼吸してあげることが大切です。

今ではラマーズ法を基本として、様々な呼吸法が多くの施設で取り入れられています。あらかじめ練習をして呼吸法を身に着けておけば、分娩中でもリラックスすることができ、赤ちゃんにきちんと酸素を送れるようになります。


2015/11/26

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