卵膜剥離

卵膜剥離(らんまくはくり)ほか、陣痛を誘発、促進する方法

卵膜剥離を始め、陣痛を誘発する処置は他にもあります。こうした、なかなかお産が始まらない時や進まない時に行なわれる処置についてまとめてみました。前もって陣痛を誘発、促進する方法について知っておきましょう。

お産が始まらない時や、進まない時に行なわれる処置

陣痛や破水を起こさせる処置には、以下の3つがあります。

・卵膜剥離
陣痛を誘発する目的で、医師が内診をして赤ちゃんを包んでいる卵膜を子宮壁から少し剥がす処置のことです。卵膜をはがすことが刺激になり、陣痛が始まったり子宮口が開き始めることがあります。

・人工破水
赤ちゃんを包んでいる卵膜を破って、人為的に破水を起こさせる処置です。破水することで赤ちゃんのあたまが下降し、その刺激でお産が進むことがあります。子宮口が開き、陣痛も来ているのに、お産がなかなか進まない場合にとられる処置です。

・陣痛促進剤
まだ陣痛が始まっていない時に陣痛を誘発する場合や、陣痛がきているものの弱すぎてお産が進まないとき、陣痛を促進するために使う場合があります。誘発するケースとしては破水したにもかかわらず陣痛が始まらず、感染の可能性がある時や、妊娠42週近くになっているのにお産の兆候が見られない時などです。そして陣痛を促進するケースは、陣痛が弱くお産が進まない場合です。お産に時間がかかりすぎると赤ちゃんが弱ってしまったり、お母さんも体力を消耗してしまいます。また、時間がかかりすぎると赤ちゃんが感染症をおこすリスクも高まります。このように赤ちゃんやお母さんが危険と判断される場合に使用される薬です。

陣痛促進剤には、プロスタグランジンとオキシトシンの2種類があります。プロスタグランジンは錠剤と点滴があり、オキシトシンは、錠剤だと量の調整が難しいので、点滴薬のみとなっています。プロスタグランジンには子宮頸管を柔らかくしながら陣痛を誘発する働きがあり、オキシトシンには分娩につながる強い子宮収縮を起こす働きがあります。

陣痛促進薬はお母さんの状態を分娩監視装置でチェックしながら点滴されます。そして、量の調節をしながらお産につなげていくのです。2~3分おきの陣痛が来て、モニターのグラフにくっきりと陣痛曲線が描かれればお産が進み始めた証拠です。けれどもしも点滴を行なっても効果が現れなければ一旦中止し、翌日にまた再開されます。それでも効果がでない場合や、それ以上の続行が危ないと判断されれば帝王切開分娩に切り替える場合もあります。

お産が始まらない時やお産の進みが悪い時はこういった処置がなされるのですね。処置の前には医師から説明があります。余計なストレスを溜めないためにもわからないこと、不安なことは医師にしっかりと確認するようにして、なるべく不安のない状態でお産に臨みたいものですね。


2015/11/27

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