腱鞘炎

2015/11/27

痛みがつらい!ママの腰痛と腱鞘炎、予防と対処法

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痛みがつらい!ママの腰痛と腱鞘炎、予防と対処法

出産して重いお腹から解放されたと思いきや、赤ちゃんの抱っこやお世話で相変わらずママの身体への負担は続きます。特に腰や手首は日々の使用が重なり、腰痛や腱鞘炎になりがちです。痛みでつらくても、赤ちゃんは待ってくれません。ひどくならないうちに対処しましょう。

育児中なりやすい腰と手首の症状

妊娠中、妊婦さんは次第に大きくなる胎児をお腹に抱えています。その為バランスを取ろうとして反り腰の体勢をとりがちです。その伸びた状態にあった腹筋が、出産後は緩みます。一方で背中の緊張は強まる上に、赤ちゃんを抱っこするためますます反り腰の状態を強いられます。子育てに休日はなく、ママは赤ちゃんの世話、家事などに追われ、身体をほぐすような運動も不足しがちに。その結果、腰痛になりやすくなってしまうのです。

かわいらしい赤ちゃんは成長とともに、体重も増加します。成長は喜ばしいことですが、抱っこするママの手首への負担は大きくなります。授乳や抱っこで赤ちゃんを支える手首は、腱鞘炎が起こりやすくなります。関節を伸ばしたり曲げたりするには腱を使用しますが、余りに使いすぎてしまうと、腱が炎症を起こしてしまうのです。腱鞘炎の中では、手首の親指側に症状があらわれるドケルバン病が多く、腫れや強い痛みを感じる場合があります。

痛みがひどくならないうちに予防を

長い休息をとれないママ。腰痛も腱鞘炎も、痛みがひどくなってから治すことは難しく、悪循環となりがちです。日頃の心がけで腰痛や腱鞘炎を予防しましょう。

重いものを持ち上げるときは、腰を支点に上半身を起こしがちですが、それでは腰に負担がかかってしまいます。膝を曲げ伸ばしする下半身の力で持ち上げましょう。また、床に敷いた布団に屈んで赤ちゃんのお世話をしたり、抱き上げたりするのは腰にも手首にも大変負担のかかるものです。ベビーベッドなどを利用し、普段から出来るだけ屈まずにお世話や抱っこが出来るよう工夫すると良いでしょう。運動不足を解消するために、軽く30分ほどウォーキングすることや腰のストレッチングもおすすめです。腱鞘炎は同じ部分を繰り返し使用するために起こるので、利き腕ばかりを使わず、意識して左右をバランスよく使うようにします。

慢性的な症状の場合、腰痛にも腱鞘炎にもお風呂は効果的です。可能なら、家族に赤ちゃんを見てもらってゆっくりお風呂につかりましょう。血行がよくなります。入浴時に腕をマッサージするのもよいですね。
逆に、腰や手首がギクっとした、急に痛くなったなどの急性の症状はお風呂で温めてはいけません。温めたり動かすと炎症が悪化してしまう恐れがあるため、すぐに冷やして安静にします。痛みが強い場合は整形外科を受診しましょう。

つらい症状が出てしまったら

赤ちゃんのためについ一生懸命になってしまうママ。お世話のために筋肉を酷使してしまいがちです。どんなに気をつけていても、腰痛や腱鞘炎になってしまうことがあります。腰に痛みを感じたら、なるべく安静にしましょう。消炎鎮痛剤(フェルビナク、インドメタシン)配合の湿布薬や塗り薬は、ドラッグストアにも置いてあります。腰や手首の我慢できない痛みには、薬を使ってみるのもよいでしょう。

しばらく使ってみても改善しなければ、整形外科を受診するようにしましょう。


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