出産への不安

妊娠中に不眠になり先のことも不安…我慢するしかない?

妊婦さんの心身には様々な変化が起こります。お腹が大きくなるにつれ、夜眠れなくなったことに悩む妊婦さんからの相談に、お医者さんや看護師さんはどのように答えているでしょうか?

プレママからの相談:「お腹が大きくなるにつれて夜眠れなくなり、精神的に参っています」

お腹が大きくなるにつれて、腰痛や寝姿勢に制限があり、眠りが浅かったり寝付けない日が増えてきました。夜眠れず昼夜逆転する日もあります。夜中に眠れないことで、もし無事産まれなかったら、など先々の悪いことばかり頭に浮かび精神的に参っています。妊娠中でも飲める漢方があるそうですが、主治医は薬の服用にあまり賛成してはいないため、相談することもためらわれます。このまま我慢しているのが一番よいのでしょうか。(30代・女性)

昼間は身体を動かし、夜はリラックスできる環境づくりを

医師から行動制限をされていなければ、妊娠中に安静にしている必要はありません。夜眠れるようにするためのポイントについて教えてくれました。

医師から行動制限があったり、お腹が張ったりしていなければ、妊娠中に安静を心がける必要はありません。眠いときは昼間でも横になっていいですが、夜に眠れるようにするためには、昼間はなるべく身体を動かすようにしてください。散歩したり、体操したり、産後に備えて育児グッズなどを準備してもいいでしょう。お友達と会ったり、買い物に行ったりして気分転換してください。(産科・婦人科看護師)
夜は決まった時間にベットに入り、目を閉じてリラックスしてください。寝なければと思うと余計に脳が興奮して眠れなくなります。静かな音楽を聞いたり、アロマを利用したり、リラックスできる環境を作ってください。横になるときは、抱き枕やクッションを使って楽な姿勢で横になるとよいでしょう。(産科・婦人科看護師)

うつ病が不眠の原因になることも

妊娠期にうつ病を合併する妊婦さんは珍しいものではなく、うつ病や精神的な不安が不眠の原因になることもあるそうです。

妊娠期にうつ病を合併する人は、実は約10%前後もいます。誰でも初めての妊娠は不安に感じるものですが、心理的不安や社会的不安が大きいと、うつ病の発症へとつながるといわれています。うつ病の症状は、何をしていても憂鬱である、ご飯がおいしく感じられない、楽しくない、急に悲しくなる、イライラしやすい、なかなか眠れずに途中で起きてしまい、朝も早朝に目が覚めるなどというものです。(内科医師)

我慢せず、医師に相談を

妊娠中でも服用できる薬もあるそうなので、我慢せず医師に相談するようにとアドバイスしてくれました。

睡眠がとれないのは腰痛や寝姿勢だけではなく、精神的な不安が大きいのではないかと考えます。我慢すると、さらに悪化する可能性がありますので、症状が続くようであれば早めに精神科で受診するようにしてください。漢方薬など妊婦さんでも安心して飲めるものがいくつかあります。また、うつ病やうつ病の前の段階であったとしても、いきなり薬ではなく、カウンセリングなどの面接で改善するようにしてくれることもあります。(内科医師)

行動制限がなければ、昼間は身体を動かし、夜はリラックスできる環境を整えましょう。妊娠中でも服用できる薬もありますので、症状が続くようであれば無理をせず、医師への相談をご検討ください。


2015/11/20

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