男性不妊

不妊の原因は夫の射精に勢いがないからか…検査するべき?

不妊症を悩む夫婦にとって、原因がわからないことはとても不安なものです。不妊に悩み夫の射精の勢いに一因があるのではないかと悩む女性に対して、医師や看護師さんはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

不妊についての相談:「子どもができないのは、夫の射精の勢いが影響しますか?」

夫は、射精すると精子が性器を伝ってダラダラと流れてきます。精子は飛ぶものだと思っていましたが、飛ばない精子もあるのでしょうか。それとも精子が少なかったり無精子の兆候なのでしょうか。実際にまだ子どもができません。夫にいうのは心苦しいですが、一度調べてもらうべきなのでしょうか。仕事が忙しいので、なかなか平日に受診の時間を作るのが難しく、自宅でも検査可能なのか、どんな検査をするのかも知りたいです。(20代・女性)

膣内で射精できているなら妊娠は可能、勢いの有無は問題ない

射精のときに精液が飛ばなくても、膣内で射精ができれば自然妊娠は可能です。精液が飛ばなくなる原因はいくつか考えられますが、気になるなら病院で検査を受けてください。

射精するときに精液が飛び出すのは、尿道の周りにある尿道海綿体筋が影響しています。年齢とともにこの筋肉が衰え、射精時に勢いよく飛ばない場合があります。妊娠するためには膣内に精液を送り込めればよいので、精液を飛ばすほどの勢いがなくても、膣内で射精できれば妊娠は可能です。(産科看護師)
元々勢いよく飛んでいた精液が飛ばない原因は、前立腺肥大などの生殖器の機能低下、ホルモンの減退、ストレス、糖尿病などの内臓疾患が考えられ、自宅で調べるのは難しいと思います。気になるようでしたら、病院で検査を受けた方がよいでしょう。(産科看護師)

妊娠に影響するのは精子の数や活動力

妊娠するには、精子の数が十分あり活動力があることがポイントです。精子の検査は病院で受けることができます。

妊娠するためには、精液を飛ばす勢いより精子の数や活動力が問題になります。一般的に日本人男性が1回に射精する量は2~6mlといわれています。精液1ml中に2000万匹以上の精子がいる場合、射精1時間以内に25%以上が活発な運動をしている場合は、男性不妊の原因になりません。WHOでは自然妊娠に可能な精液量は2mlとしています。(産科看護師)
精子の数が少ないか動きが悪いかということは、病院に行って精子の検査をしないとわかりません。普通に射精できていても、実は精子の動きが悪かったということはあります。男性にとって精子検査はとても繊細な問題です。(内科医師)

不妊の原因は男女それぞれに可能性が。受診を一考してみても

不妊の原因は男女それぞれにある可能性があります。体調を整えてタイミングを図っても妊娠しないようでしたら、産婦人科を受診してもよいでしょう。

不妊の原因は、男性側にも女性側にもあり得ます。まずは、できるだけ規則的な生活を心がけ、夫には精力を高める亜鉛を多めに摂ってもらったり、適度な運動をして、排卵日前後にタイミングを図るのもよいでしょう。(産科看護師)
不妊の原因は男女それぞれ50%の確率ともいわれ、健康な男女が定期的に性交を持っても妊娠できる確率は20%と低いです。まずは基礎体温を付けたり、排卵検査薬を使用してタイミングを合わせてみて、半年から1年経過しても妊娠しないようであれば、一度、産婦人科を受診してもよいと思います。今後の妊活、結婚生活のためにも夫の自尊心は傷つけないようにしてあげてください。(内科医師)

精子の数や活動力が十分で膣内で射精ができてさえいれば、自然妊娠する可能性が高いそうです。不妊の原因は男女それぞれにある可能性があるので、夫婦で体調を整え、タイミングを図っても妊娠しないようでしたら、産婦人科の受診を考えてもよいようです。


2015/11/22

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