妊娠中の病気・身体の悩み

正期産に入り股関節が痛み出した…出産に影響はあるの?

妊娠後期に見られる身体の変化は、妊婦さんにとって戸惑うこともあるかもしれません。正期産に入り股関節の痛みに悩んでいる相談者さんに、専門家たちがアドバイスしています。

プレママからの相談:「股関節の痛みは出産に影響しますか?」

現在、妊娠37週になり正期産に入りました。初産ですが順調に少しずつ子宮口も緩んできていると先生にいわれています。しかし最近、起き上がったり歩く際に、股関節や股に痛みが走ります。ボキッと音も鳴るので、痛いうえに不安にもなります。出産が近いからと考えるようにはしていますが、理由が知りたいです。就寝時も寝返り時に痛くて起きてしまう程ですが、股関節の痛みは出産に影響あるのでしょうか。(18歳・女性)

股関節に痛みが起きる理由

股関節の痛みは、出産準備で関節が緩んできていること、お腹の重みによる歩き方の変化などが考えられる原因です。

妊娠中はリラキシンというホルモンが分泌されて、骨盤の関節を緩めます。これは出産のための準備で、赤ちゃんが生まれるので関節を緩められるようにしているのです。股関節、腰、恥骨など様々な場所に痛みが走り、症状がひどいときには歩けなくなる人もいるくらいです。 (内科医師)
妊娠中は、ホルモンの影響や大きくなった子宮を支えるために、筋肉が引っ張られて股関節痛や恥骨周囲の痛み、腰痛が起こりやすくなります。また、大きなお腹で歩き方が変化したこと、姿勢が悪くなったことも原因です。起きているときは骨盤ベルトを使用し、腰やお腹を固定してください。(産科・婦人科看護師)

痛みを軽減させる方法

軽い運動や、日常の動作に気をつけたり、骨盤ベルトを利用するなど、痛みを予防する方法はあります。

お腹が張っていなければ、散歩やストレッチ、体操などで股関節をやわらかくし、足腰を鍛えてください。痛いからと運動を控えるのは、筋肉を硬くするので逆効果です。下半身を冷やさないようにし、湯船につかってしっかり温まり、入浴後に足のマッサージを行ってください。(産科・婦人科看護師)
痛いときの対処法としては、コルセットをつけたり、骨盤ベルトを巻いたり、マッサージを受けたりする方法があります。(内科医師)
歩くときは背筋を伸ばし、ゆっくり進むようにしてください。座るときはあぐらをかくと、股関節が開きやすくなります。股関節の痛みは産後も続く場合がありますので、産後も骨盤のケアを行ってください。(産科・婦人科看護師)
なるべく長時間歩いたり、重いものを持たないようにすることも大事です。また、足を開く運動をすると痛みが増すことがありますので、車に乗るときなどもなるべく膝を閉じて乗るようにしましょう。出産のための準備で痛くなっているため、出産への影響はありません。ただ産後まで強い痛みが続くことがありますので、あまりに痛いときは我慢せず医師に相談しましょう。(内科医師)

股関節が痛むのは出産準備に入っている証でもあるので、心配はないとのこと。ただし、ベルトなどで痛みを軽くする工夫や、産後の骨盤ケアは忘れないようにしましょう。


2015/11/24

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