妊活・妊娠したい

検査では異常なし…赤ちゃんを授からないのは肥満だから?

赤ちゃんが欲しくて毎月努力しているのに、どうして妊娠できないのだろうと悩んでしまい、ストレスを抱える人もいるでしょう。実は、妊娠しにくい身体の傾向があり、肥満の人は注意が必要なのですが、看護師さんたちにその理由を聞いてみました。

妊娠希望の女性からの相談:「なかなか妊娠しないのは、肥満気味だから?」

妊娠を希望してから毎月努力をしていますが、授かりません。産婦人科で診てもらい異常がないことは夫婦そろって確認しましたが、それでも長いことできずに親戚からも色々いわれてつらいです。私は身長が148cmで体重はとても重いのですが、太っていると授かりにくいのでしょうか。急激なダイエットは身体に悪いと思い、少しずつダイエットをしてはいますが、どの程度の体型が理想なのかよくわかりません。 (20代・女性)

ホルモンバランスが乱れやすく妊娠しにくい身体に

肥満の人はホルモンバランスが乱れやすく、妊娠に必要な黄体ホルモンに影響が出るため、赤ちゃんができにくい傾向にあります。また、肥満だと妊娠から出産も通常より身体への負担が大きく、難産になることも少なくありませんので、一度、ご自身の肥満度を計算してみてください。

肥満だとホルモンバランスを崩しやすく、黄体ホルモンが脂肪に取り込まれ妊娠しにくくなります。体重がどの程度かわかりませんが、BMI(肥満度%)=体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}で計算され25以上だと肥満だと判断されます。ちなみに統計上、最も病気しにくい体重は標準体重で、22×身長(m)×身長(m)で計算され、148cmですと48.1kgが標準体重です。(産科看護師)
肥満体型ですと排卵しにくくなるなどといわれ、また、痩せすぎの場合も妊娠しにくいようです。身長が148cmですと理想的な体重は48.19kgですが、運動をしている48 kgと脂肪の多い48 kgではまったく質が違いますので、一度BMIで体脂肪率を計算してみてください。(看護師)
肥満の方が妊娠すると、妊娠性高血圧症や妊娠糖尿病などの合併症を起こしやすく、出産時は産道についた脂肪のせいで難産になったり、微弱陣痛や胎児の回旋異常が起こりやすいなどのリスクが高まります。(産科看護師)

ストレスは不妊の原因に

周囲から色々といわれると落ち込みますが、ストレスは不妊の原因になります。周りの声は気にせずに、大らかな気持ちで妊活に挑んでください。また病院での検査方法はいくつかあるようなので、ご自身でも一度、調べてみるとよいかもしれません。

妊娠しないことでプレッシャーやストレスを感じているようですが、ストレスも不妊の原因になります。夫婦ともに問題ないのでしたら周りの声に惑わされず、リラックスして取り組んでほしいと思います。(産科看護師)
病院で異常がないといわれたとのことですが、卵管通水検査や腹腔内視鏡検査なども受けられましたか?病院の設備によっては、異常がないかを判断するすべての検査を受けられないこともあるので、どのような検査があるのかなどご自身でも調べてみてはいかがでしょうか。(看護師)

頑張れば頑張るほど授からないということもありますので、気持ちを楽に持って取り組んでほしいですね。肥満だと、やはり妊娠しにくい傾向にありますので、適度な運動を取り入れながら徐々に体重を落としていくとよいでしょう。


2015/11/30

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