生野菜

離乳食がほぼ完了!生野菜は何をいつ頃から与えるとよい?

離乳食は食べやすさや衛生面から、十分に火を通すことが基本です。生野菜は繊維質が多く、飲み込むためにはしっかり噛み砕くことが必要。歯が生え揃わない乳児には食べにくい食材です。また、内臓機能が未熟なため、消化できず内臓に負担がかかったり、抵抗力が低いために少量の雑菌でも下痢を起こしてしまったりすることがあります。生野菜はいつからどのように食べたらよいでしょうか。

生野菜を食べ始めていいサインとは

年齢
食の進みには個人差があり、絶対にこの時期にあげなければいけないという決まりはありません。ですから、お子さんの発達や食べ物への興味に合わせたり、与えてみて問題なく食べられるかどうかを見極めていったりすることが大切です。その上で、チェックしたい目安を知っておきましょう。

身体的特徴(歯の状態)
目安となるのは「歯」の成長です。


・前歯4本が生え揃う
やわらかい野菜を食べることができます。目安は1歳頃です。

・奥歯が2本生える
乳歯の場合、奥歯は4本あります。離乳食が終わる1歳半頃にはそのうち2本が生え、食材を噛み切ることがスムーズになってきます。少しずつ種類の幅を広げていくとよいでしょう。

・奥歯4本が生え揃う
どんな野菜でも食べられるのは、奥歯4本が生え揃う2歳半を過ぎた頃です。この頃になると消化機能も発達し、衛生的にも安心して与えることができます。

生野菜を子どもに食べさせるメリットとデメリットとは?

メリット
栄養面では、加熱に弱いビタミンや酵素を摂ることができます。ただし、こうした栄養素は生野菜を食べないと全く摂ることができないわけではないので、発達が未熟な赤ちゃんが生野菜を食べないことを心配する必要はありません。
生野菜のシャキシャキした食感は食べる楽しみにつながりますし、調理する手間が省けるため準備が楽というのも、忙しい子育ての毎日には大きなメリットです。

デメリット
先にも述べたように、衛生面や食べやすさには注意しながら与える必要があります。
また、生野菜は加熱野菜に比べてカサが大きいため、たくさん食べたようで実際の重量としてはそれほど多くないということも起こり得ます。生のキャベツを温野菜にするととても小さくなりますよね。

生野菜の量や大きさはどれくらいからスタートする?

何から食べる?
1歳頃には、実がやわらかく、アクが少なくて食べやすい「きゅうり」や「トマト」からスタートするのがおすすめです。きゅうりは皮を取り、トマトは皮と種を取りましょう。この頃には手づかみ食べをし始めます。つかみやすいように細長くしたり、噛むのが苦手なお子さんには小さく切ってあげたりしましょう。
食べることに慣れてきたら、レタスやキャベツなど繊維質はありますが柔らかく甘みのある野菜を増やしていきましょう。

食べやすくする工夫
生野菜は少なからず苦みや食べにくさがあるものです。無理することなく進めてください。マヨネーズやごま油で和えると食べやすい味になり好まれます。

調味料を使うタイミングは?
1歳以降は、少量であれば調味料を使うことは問題ありません。ただし、味付けをした野菜サラダを取り分けると塩分が多くなってしまうため、食べるタイミングで少し味付けをしてあげましょう。なお、調味料にはアレルギー症状の原因になりやすい小麦、乳、卵、大豆などが含まれることが多いため、初めて使うときには気をつけましょう。

生野菜を与えるときの注意点

加熱して殺菌ができないため、手指や調理器具、食器は清潔にしてください。そして、作った料理はできるだけ早く食べ、残ったら捨てましょう。時間が経つと細菌が繁殖して、食中毒を起こしやすくなります。
食べているときには、上手く噛み切れずに口の中に残っていないか、のどに詰まってしまわないか見ていてあげましょう。
食べたあとにはお子さんのうんちをチェックしましょう。消化されずにそのまま出てきたり、下痢や便秘をしたりする場合にはいったん中止して様子をみてください。

はじめてにおすすめの生野菜料理レシピ

はじめて食べるのにおすすめのレシピをご紹介します。


○トマトナムル(1回分:トマト1/8個分、ごま油1~2滴)
トマトは湯むきして種を取り、細かく刻んでごま油で和える。

○ポテトサラダ(1回分:じゃがいも1/4個分、きゅうり薄切り2切れ、マヨネーズ少々)
きゅうりの薄切りは4等分に切る。じゃがいもの皮をむいて柔らかく茹でる。じゃがいもをつぶしてマヨネーズときゅうりを合わせる。

少しずつメニューを増やしながら、一緒に楽しく食べることを心がけてみてくださいね。

執筆者:山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・母子栄養指導士・サプリメントアドバイザー。株式会社 とらうべ 社員。妊婦や子育て世代へ向けた食の講習や、働く人への食生活指導を行う。一児の母。

監修者:株式会社 とらうべ
助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの医療職や専門家が在籍し、医師とも提携。医療や健康、妊娠・出産・育児や女性の身体についての記事執筆や、医療監修によって情報の信頼性を確認・検証するサービスを提供。

2019/01/28

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この記事の監修/執筆

保健・衛生・妊娠・育児コンサルタント株式会社とらうべ