胎児の大きさ

自然分娩希望で頭の大きさが心配…画像診断は正確か?

赤ちゃんの頭が大きくなりすぎると、難産や帝王切開になることもあるようです。エコーなどの画像診断で出た頭囲の数値は正しいものなのか、また頭が大きいと必ず難産になってしまうのかについて、看護師さんたちは何といっているのでしょうか。

プレママからの相談:「エコーで測った赤ちゃんの頭囲のサイズ。実際との誤差はどの程度?」

32週を過ぎて出産のことも考えるようになってきました。そこで気になっているのが胎児の頭の大きさです。お義母さんの話によると、主人は頭が大きく分娩時に出てこず、これ以上待てないと緊急帝王切開になったそうです。現状の画像診断では一般的サイズといわれていますが、実際のサイズと大幅に違ってしまうこともあるのでしょうか。私自身は自然分娩希望なので、帝王切開は避けたいと思っています。(20代・女性)

難産の原因は胎児の頭の大きさだけではない

確かに赤ちゃんの頭が大きいと難産になることもありますが、それ以外にも母体の股関節の硬さや骨盤の大きさなど、様々なことが難産や帝王切開の原因となるようです。

自然分娩については、赤ちゃんの頭の大きさだけでなくママの骨盤の大きさも関係します。骨盤が狭かったり硬くて開きにくいと、赤ちゃんの頭が標準であっても難産や帝王切開も余儀なくされます。妊娠後期に入ったら30分ほどの散歩や家事の量を増やして、なるべく身体を動かすようにしてください。座るときはあぐらをかいて座ると、股関節がやわらかくなります。(産科看護師)
赤ちゃんの頭を小さくすることはできませんが、赤ちゃんが大きくなりすぎないように急激な体重増加を避けるなど、体重管理をしてください。できるだけ骨盤がやわらかくなるように体操やストレッチを行うとよいですが、運動量については医師と相談し、お腹が張ったり出血があるときは安静に過ごしましょう。(産科看護師)
難産になる理由は頭のサイズだけではありませんので、お義母さんが帝王切開になってしまったのは赤ちゃんの頭が大きかったこと以外に、別の理由で出産時に出てこなかったことも考えられます。(看護師)

多少の誤差は生じるものの画像測定値は、ほぼ正確

最近のエコーなどは優れた性能のため、実際の数値と多少の誤差はあっても大幅に違うことはないようだと、看護師さんは説明しています。

最近のエコーはより確実な画像が見られるようになり、測定した大きさもほぼ実際のものと同じと考えてよいでしょう。医師の技術や赤ちゃんの位置によっては誤差が生じますが、極端に違うわけではありません。(産科看護師)
画像診断にもエコーやレントゲンがあり、どちらも一般的な病気の診断に用いられることが多くあります。いずれも重要なシーンで使われる精密機械なので、よほど医師の判断や操作技術が悪くなければサイズに大幅な違いが出ることはありませんので、安心してください。(看護師)

赤ちゃんの頭の大きさだけではなく、ママの骨盤の大きさや柔軟性によっても難産や帝王切開の可能性は出てくるようです。画像診断の数値は、ほぼ実物と相違ないようですので、今後は急激な体重増加に注意して、無理のない程度に身体を動かして股関節をやわらかくしておきましょう。


2015/12/08

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